よかった感
おかげさまで6月10日をもちまして27歳になりました。
27年生きることができたというのは振り返ってみると奇跡であります。
何があったわけでもないけれど、何もなかったわけでもないわけで、
単純に27年間という歳月を考えると、それだけの長期間にわたり
いろいろな事をすり抜けてきたのは相当すごいことだと思うのです。
これまで育ててくれた(今もだいぶお世話になっている)父母と兄、
これまで関わってくれたたくさんの方々、そして
今もなお懲りずに私と対峙してくれようとする方々に
いくら感謝の言葉を並べても足りないくらいであります。
ところで先日、友人と嫌いな人や嫌いな物、嫌いな事の話をしました。
普段めったに好きだ嫌いだと主張をしない人でも、何かしらあると思います。
友人が言いました。
すっごい嫌いな人ってもう時効も来ないし顔も見たくないけど、
その後に嫌なことがあっても『あいつよりましだ』って我慢できるから
あの時会っといてよかったと思うよね(笑)
その場では「アハハハハそうかもそうかも」ぐらいしか言えなかったけれど
(私のリアクションなんて大抵そんなもんなんです、申し訳ないですが)
なるほどそうかもしれない、と思いました。
生きていく以上、良いことも良くないことも起こる。
良いことしか起こらない場合、良いことの中にランク付けがなされて
「すごく良いこと」と「そんなに良くないこと」ができる。
でも意外なことに、良くないことも、そんなに良くないことも
必ずしも「存在しないほうがよいこと」というわけではない。
そいつらによって学習することがあったりとか
そいつらがスパイスとなって良いことの良さが際立ったりとかする。
世の中うまくできてんなー、と思いました。
だから、そういう意味でも、すべての、本当にすべての
関わりをもった人や物事に対して感謝というか「よかった感」を覚えました。
忘れがちなことなので。「よかった感」。