3/12のこと、その2
後になって知ったことだけれど、3/12には遠くニューヨークの地から
小沢健二が被災地に向けてコメントを発表したとのこと。
NYより、悲痛な思いで被災地の映像を見ています。亡くなった多くの方、今も苦しみの中にいる方々のことを思うと、言葉もありません。助けあい、とか、思いやり、という私たちの力が、本当の威力を発揮することを心から祈っています。
(三月十二日)
ひふみよ 小沢健二 Official Siteより
誰かが言ってた。
「ツアーでオザケンが話してた、9.11で大停電になったNYの話を思い出すな」
2003年のアメリカ同時多発テロの時、オザケンはNYにいた。
一向にライフラインが復旧しない暗闇の中、
行き場をなくした人々やホームレスがラジオから流れる音楽に耳を傾ける。
暗闇で聴く音楽は、普段よりもずっと甘く、はっきりと聴こえる。
電気が復旧すればみんなそれぞれ元の場所に戻っていくけれど、
あの夜に出会った音楽のことは忘れない。
その記憶は決して消えることがない・・・
そんな話を、10年以上の時を経て戻ってきたオザケンは聞かせてくれた。
オザケンは今、どんな想像をしているだろう。
避難所では今、どんな音が響いているだろう。