ちぎれ雲
16時過ぎにブラインドを開けると、道玄坂上9Fの窓には
水色と蜜柑色が混ざりかけた景色が広がっていた。
30分くらい経つと、今度はそこにオレンジやピンクが入ってきて
空を漂うちぎれ雲を染め上げていった。
「これは写真を撮らなくちゃ」
「秋は夕暮れを撮るのにぴったりな季節だね」
そんな会話を先輩たちと交わした。
iPhoneを鞄から出したけれど、結局写真は撮らなかった。
うまく撮れる自信がなかったので。
人物写真は人さえいれば(それなりに)形になる気がするけど、
風景写真はただ撮っても様にならない。難しいなあ。
その代わり、ということもないのだけれど
「ちぎれ雲」って検索をしていて、幸田文の『ちぎれ雲』という本を見つけた。
幸田露伴の娘で随筆家。
ということは文学部なので一応知っているものの、
文学部でも屈指の非読書家だったので読んだことはない。
でもレビューを読んで、ちょっと興味が湧いた。
面白そうだなあ。読んでみようかなあ。
・・・でも1000円出して買うのは危険な気がするから図書館とかにしよっと。
ちぎれ雲 (講談社文芸文庫 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ))
- 作者: 幸田文,中沢けい
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/02/04
- メディア: 文庫
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