Hummming

フンフンフン

トライ&エラー

今日はもうすぐ(今週末で)閉店する渋谷HMVでインストアフェスとも言える
オールスターな大規模イベントがあった。
曽我部恵一氏あたりが中心になってそうそうたるミュージシャンを集めた
このイベントは告知段階から話題騒然で、今日も大盛り上がりだったみたい。
本当にすごく贅沢な面子で私も行きたかったけれど、仕事等でかなわず。
そんな中、こんなコメントがTwitterのタイムラインを流れていった。

渋谷HMVフェス。豊田道倫は相変わらず強かった。客に向かって「こんなに集まってうれしいけど、いまさらこんな…。どうせみんなCD買わないし(金払って)ライブも来ないでしょ。そのことを考えないといけない」といった内容のMC。の後で「東京で何してんねん」を歌った。効いた。
@1shiiのTweetより

私は豊田道倫を知らない。何歳ぐらいでどんな歌をうたう人なのか、
そしてどれくらいのセールスでどれくらいの動員なのか、全く知らない。
でも、そのMCにはひどく共感した。


もうHMVは閉店するんだ。CDが売れなくて。
今さらこんなに人が来たって大した売上にもならないし、閉店は覆らない。


市況のせいというのは一理ある。それは否定しないし抗えない現実だと思う。
文化が変わったせいもあるだろう。DLなら場所を取らない。レンタルだって安い。
でもCDが売れなければCD屋さんが潰れるのは当然のことだし、
ライブに足を運ばなければライブバンドはどうなるか、そういうことだ。
仕方ない、で済ませられるのならいいけれども、
それでご飯を食べたいんじゃないのか。
ご飯とまではいかなくとも、続けていきたいんじゃないのか。
続けていくにはお金がかかる。
趣味・道楽だから利益が出なくていい、なんていうのは絵空事だ。


だったらどうすればCDが売れるか、どうすればライブに来てもらえるか、
どうすれば自分たちに興味を持ってもらえるか、ちゃんと考える必要がある。
そしてそれに基づいてちゃんとアクションを起こす必要がある。
市況のせい、分かっちゃいない金儲け主義の音楽シーンのせい、
そんな人のせいにして利益が出るならいくらでも文句を言う。
でも実際は甘くない。


祭りの時だけ悩んだり、イベントの時だけがんばったりしてもダメ。
もっと普段から悩みなよ。もっと普段からがんばりなよ。


最近、ようやく「友の会」を何のためにやっているのか、
どこへ行きたいのか、何をしたいのか、また何ができるのかを
主宰である自分自身がほんの少しずつ分かってきた感じがあって。今更ながら。
まだ言葉にしきれないのが歯がゆいけれど、いろいろ手を広げてきたことが
ようやく一つの繋がりを持ち始めてきたというか。


次のアクションを考え始めている。
企画、撮影、編集、構成作家、演者、全方位的に揃える必要がある。
場合によってはスタッフを募ることにもなるかなあ。


面白いことをいろいろできたらいいな、というのは変わらないので
引き続きお付き合いいただけるとむちゃくちゃうれしいです。