Hummming

フンフンフン

補助輪を外すような。

苦境に立たされた人に対して「がんばれ」って言うのが友達で、
「大変だろうけどちゃんとやることやって」って言うのが仕事なら、
あれは一種の仕事だったんだな、と、思う。


でも、実際に仕事上の間柄であったとしても
「がんばれ」って言うし言ってもらえるような関係性でありたい。
そういう関係性を築きたい。少なくとも私の仕事観はそう。
面倒かとは思うけど、そういう友達的な間柄で仕事をしたい。


無礼で、なあなあで、でもいざという時は力を貸して。


・・・。
むつかしいのう。
うちの父がそんな感じの人なので(もうちょっと真面目か)、
ついそっちに憧れてしまうな。


それはそれとして。
メインの仕事のほうも、イベント企画運営のほうも、
次のステージに一歩足を踏み出すことになりそう。
奇しくも同じタイミングで、奇しくも同じ状況。
喩えるなら、幼い頃の自転車の練習で補助輪を外すときのような。
荷台を掴んでくれていた手がパッと離れるときのような。
まだ慣れてないっつってんのに、一人で放り出される感じ。


転ぶかなあ。
痛い目に遭うかなあ。
嫌になるかなあ。
泣いちゃうかなあ。


でもここまで育ててもらった以上、これで引っ込むわけにはいかない。
ちゃんといっちょ前に、一人で乗れるようにならないと。
「父みたいになりたい」なんて言うのはそれからだ。