ワイ・ユー・ジー@下北沢BASEMENT BAR
今日は今年のライブ初め。不安と期待たっぷり、ワイ・ユー・ジーのライブで。
- パルプンテ
- メロディック(新曲)
- 宇田川町でshall we dance?
- アーチ
- 初恋裁判
- アイラブユーがきこえない
- マグマの男(ENCORE)
新メンバー、Gt.コダマ氏とKey.杉本氏。1人抜けて2人入って、5人になったワイ・ユー・ジー。
最初は怖かった。初期メンバーと比べてしまって、もうワイ・ユー・ジーを観るのが
怖くなるんじゃないか、って。むしろ植木ソロだけを観ることにしようか、とも思った。
なんのなんの、全然。
ワイ・ユー・ジーはもっと自由に、もっと力強く、もっと楽しくなって帰ってきた。
コーラスがあった箇所は杉本氏とDs.レミオ氏ががっちりカバー。フロアの煽りも杉本氏がこなす。
あるいは、コーラスがあった箇所を植木氏一本で歌い上げる。堂々と、前を見据えて。
ギターはコダマ氏が前任・高木氏の残していったフレーズをしっかりとカバー。
他人のフレーズは弾きにくいのか、たどたどしい部分も否めなかったけれど
オリジナルを乗せていくにはまずカバーから攻める。その意気込みは買った!
オリジナルメンバーのBa.ノム氏のMCが場を和ませ、
レミオ氏のアイコンタクトがメンバーを安心させる。
本音を言えば、大好きだった「アーチ」にコーラスが乗らないのは、聴いていてすごく辛かった。
気がつくと勝手に自分でコーラスを口ずさみ始めていて、慌てて口をつぐんだ。
でも一人で歌う植木氏の「アーチ」はとっても堂々としていて、悲しくなかった。
本音を言えば、ギタリストに対してまともに目を向けることはできなかった。
同じフレーズをなぞるのを聴いていると、無意識のうちに比べてしまう自分がいた。
でもいつかちゃんと彼のギタープレイを見れる日が来るかな、来るといいな、と少しだけ思えた。
もともとなかったキーボーディストの枠。本来ならコダマ氏さえいればそれで済むところだけれど、
杉本氏が入って本当に良かったと思う。まだまだ可能性を秘めた、いいムードメーカーだった。
いかに高木氏がもの凄い力を発揮していたのかを今さら思い知らされたのは事実だけれど、
彼が抜けてもこのバンドは新しい第一歩を踏み出して続いていくのだとはっきり分かった。
その証拠に、今日の植木氏の笑顔は、何だかとってもすがすがしかった。
新生ワイ・ユー・ジーから目をそむけないでよかった。今日のライブを観ることができてよかった。
言っちゃうよ、そうやって。信じられないかもしれないけれど、本当なんだ。
いいライブ初めでございました。