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フンフンフン

ストライカーズワンマン「今夜は生トゥルットゥ」@下北沢CLUB Que

「今夜は生トゥルットゥ」〜配信シングル「今夜はトゥルットゥ」release one man〜

  1. 今夜はトゥルットゥ
  2. タヒチクール
  3. ヒバリ
  4. kung-fu cider
  5. Allez(アレ)
  6. gift
  7. 奇跡の回路
  8. ストーリー
  9. ためいき
  10. シャイニング
  11. VS Darkness
  12. DUNK
  13. レボリューション
  14. Fires
  15. 瞬きとイメージ
  16. THE WORLD
  17. スチーム(ENCORE 1)
  18. モリーズ(ENCORE 2)
  19. ソルジャー(W-ENCORE)


楽しかった。気持ちよかった。汗が滴り落ちるくらい夢中で踊った。


去年の暮れだったか、まっつんに「A inn Boowy」が聴きたいとワガママを言ったことがあった。
そのときはまっつんらしく「じゃあ2009年中にやるよ」とサラリと交わされたのだけれど
どこかで「あの曲やるかな、いつやるのかな」と期待している気持ちが残っていた。
結局、今日は演奏されなかった。
この後はライブ1本で年越しだから、もうやらないと思う。
でも、やらなくて良かった、と思っている。


前回のワンマンはストライカーズになって初めてのワンマンで、
今振り返れば、メンバーも思い入れが過剰になっていたところがあったんだと思う。
普段やらないようなことを無理やりたくさん詰め込んだライブで、それはそれはつたなかった。
いつもはもっとカッコいいのに、すごく中途半端で、観ていて恥ずかしいくらい。
(あの日の「土曜日の妄想狂」は今思い出しても腹立たしい!笑)
ワンマンライブっていうのは、もちろん多少のサプライズを仕掛けるのは大事だけれど
今できることを時間の限り見せるのが一番いいんだと思う。
通常ライブで全然やらない「A inn Boowy」をいきなりやって
大失敗するのでは、前回と同じ。何の成長もなかったことになる。
そんなストライカーズワンマンは観たくなかったから。


ワンマンのために直前のブッキングを少なくして、
着々と準備をしていたわりには演奏につたなさが残るところもあった。
もう少しためればいいのに、とか、音がぶつ切りだとか。
でも、「スチーム」のアレンジがほんの少し変わっていたのがすごく良かった。
「燦々と愛を君に、揺るがぬ意志を僕に」の前にワンテンポためる、というもの。
たぶん、彼らなりに作った今日の見せ場の一つだったと思うのだけれど
それが曲の感動を増幅して、曲の魅力が今までにも増しているように感じた。
つまり、見せたいと狙っていたところをちゃんと見せられた、ということ。
それが大事。それさえできれば上等だと思う。
別に彼らを見くびっているわけではなく、どんな超一流ミュージシャンでもそれは同じこと。


緊張して演奏が万全じゃなかった、声が枯れてしまった、SOLD OUTにはならなかった。
けど会場はほぼ満員だったし、フロアは大盛り上がり。見せ場もちゃんと見せられた。
良いところも、まだまだいけるところも、それなりにあったけれど、
今のストライカーズをありのまま見せられたという意味では、大成功だったと思う。


ストライカーズ、シングル配信おめでとう。ワンマンおめでとう。お疲れさま!!