Hummming

フンフンフン

ホフディラン「13年目の金曜日」@C.C.Lemonホール

ホフの13周年記念ライブを観てきましたよ。

  1. ホフディランのテーマ
  2. サマー・タイム・POP!
  3. 恋はハチャメチャ
  4. カミさまカミさまホトケさま
  5. 夢の夢の夢の夢(with かせきさいだぁ≡ハグトン
  6. マフラーをよろしく(with かせきさいだぁ≡ハグトン
  7. NICE DAY(with bikke
  8. ふさわしい人
  9. 恋はいつも幻のように
  10. デイドリーム ビリーバー(with ダイヤモンド☆ユカイ ザ・タイマーズカバー)
  11. コジコジ銀座(with TOMOVSKY&もりくん)
  12. FREE STYLER
  13. 甘い蜜
  14. SUPER DRY
  15. LOW POWER
  16. 遠距離恋愛は続く
  17. 極楽はどこだ
  18. スマイル[ENCORE 1]
  19. FUN(with かせきさいだぁ≡bikke)[ENCORE 2]
  20. あまりに大きな君[W-ENCORE 1]
  21. MY THING[W-ENCORE 2]
  22. ニューピース[W-ENCORE 3]

18時半開演だったけど、仕事があったので私が観たのは19時半頃から。
ちょうどダイヤモンド☆ユカイ氏がステージに登場していました。
私の席は1階前ブロックの後方、右端の1席。大好きなユウヒ側です。
今回の公演はDVD化が決まっているのだけれど、
右アングルからのカメラは私のすぐ右隣。
騒ぎすぎ、暴れすぎで編集が大変だったらごめん! >ユウヒ社長


入ってすぐに始まったのはザ・タイマーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」。
大好きなこの曲をベイビーが歌ってくれるなんて!夢のようでした。
誰がカバーしてくれるよりもうれしかった。
キヨシロー(ベイビー風に言うなら「ボス」)を偲ぶ、
温かい空気が会場いっぱいに流れていて、
間に合ってよかった、観れてよかったって思いました。
終演後に外で話しているお客さんも
「キヨシローさんの後を継ぐのはベイビーしかいない!」
って興奮しながら口々に話していて(そこまで言う?とは思ったけれど)。
ベイビーの行動や発言には確かにいつも、私の知る限りの
キヨシロー的なロックンロールスピリットの片鱗が感じられるから、
「キヨシローが死んだから彼のロックも死ぬ」
という事態はベイビーのおかげで免れられそうだな、なんて少し思うのです。
ちょっと偉そうかしらん。


今日はゲストがいっぱいだしメインのホフも見せないといけないから
とんとん拍子でゲストが出てきます。
次に出てきたのは、事もあろうにTOMOVSKY!!
私、もう最高のタイミングで入ったとしか思えない!!
やんちゃなトモフ先輩は出てくるなり走るし跳ねるし大変です。
スポットライトを当てようとするとまぶしがって「てらすな!」。
歌うだけでなくこんなに落ち着きのない43歳、どうすればいいやら(笑)
トモフが歌ったのは「HEY!HEY!HEY!」で共演した際に演奏した「コジコジ銀座」。
そうか、これもホフだったなあ。懐かしいなあ、コジコジ
客席にまで下りてきてウロウロしだすトモフ(43歳)に加え
トモフやホフのサポートをしているギタリスト・もりくんまで乱入!
最終的にもりくんは男性スタッフ2名に担ぎ出され、
後を追うようにトモフもピョコピョコ帰って行きました。
・・・あれは何だったんだ(笑)


「甘い蜜」はベイビーが募ったファンリクエストの第1位。
初めて聴きました。いいなあ。
私にはまだまだ知らないホフの曲がたくさんあるけれど、
毎回こうして「いいなあ」って思わされるので飽きることがありません。


ユウヒ氏は前日、気功を受けに行ったそうで。
「明日の18時半からライブなんですよ」と言ったところ
気功の先生に「じゃあ、19時半頃(気を)送っとくから」と
サラリと言われたとか。
「(ちょうど20時過ぎなので)今僕満タンなんですよ。満タンの曲行っていいですか?」
とユウヒメインのアッパーな曲が続きます。
「FREE STYLER」「SUPER DRY」「LOW POWER」、
ああ、大好きな曲ばっかりだ!ジャンプジャンプ!


最高の気分で「遠距離」「極楽」と続きます。
「極楽はどこだ」ってかなり名曲。
目を覚ませ、前を向け、とにかく進め、って
無理やり押し出されている感じが優柔不断な私にはすごく心強い。
“その先の場所で君と全て見届けよう”の「よう!」の部分と
最後の“寄り道をするな”の「なー」の音が下がらないのが
またぐっとくるんだよなあ。聴いてみてください。
(ちなみに私オススメの部分は後半なので間奏まで3分くらい待っててね)


やたらユウヒ氏が「ありがとう」を連呼するなあと思ったら本編終了。
早すぎる!とふかふかの椅子に座ってアンコール。
初の渋公、こんなにゆったりアンコールを待つライブはかつてないです・・・
アンコールはベイビー自信の一作「スマイル」と「FUN」。
「FUN」はレコーディング参加組のbikkeとかせき氏も登場。
でも二人とも当時のことはほぼ覚えていないらしい。
初めて聴いたけれどホーンの重なりがすごくきれいでした。
アンコールもすぐ終わってしまい、Wアンコール。
「あまりに大きな君」も私は初めて聴いたなあ。すごくよかった。
そして大好きな「MY THING」。
決意表明というか意思表示というか、単刀直入でいい。
もう、いっそこのPVも貼っちゃおう。記事長くなってるけど知らない!好きなの!

最後にホフ二人の関係ともリンクするような最新シングル「ニューピース」で終演。


13年前の7月3日、C.C.Lemonホール(当時の渋谷公会堂)向かいの
渋谷Eggmanでメジャーデビューシングルレコ発ライブをしたのだそうです。
会場には当時のライブにも来ていたというお客さんがちらほら。すごいなー。
ということは私がNHK-FMで「マフラーをよろしく」を聴いて
バンド名を裏紙にメモってからも13年ということになるのですね。
13年もあれば、生まれたばかりの赤ちゃんは中学生になるし
片田舎の小学生ラジオリスナーも社会に出て歌詞をリアルに感じるようになるのです。
ホフも活動休止とかいろいろあったけれど、
13年後にこうしてたくさんのお客さんの前でライブができて。
すごいことだと思いますよ、本当に。すばらしいこと。


ちょうど、会社でも「この業界って移り変わりが速いよねえ」
って話していたところなのだけれど(それは流行の盛衰も、人の異動や転職も)、
とりわけ盛衰の激しい業界にありながら今もその座を譲らない彼ら。
ある意味こういうのを“本物”って言うのかな、と思います。
ただのブームでもまぐれでも若気の至りでもなく、
この道を選んだのは間違っていなかったんじゃないかな、って。
(もっとも、最終的に道を外れたとしてもそれは必要な過程だった、
 って意味で「間違っていなかった」という言い方もあるけどそれは別の話)


そんな感じでリアルタイムの自分と重ねるようになったあたり、
私も音楽の聴き方が変わったな、って。
大人になったんだな、って思います。


最後に、チケットを譲ってくれた625さん、一緒に楽しんでくれたHさん、
どうもありがとう。二人のおかげで楽しめました。