Hummming

フンフンフン

やさしいからありがとうのためにがんばる

どうしよう、みんなやさしい、やさしすぎるよ!
なんて世界は愛に満ち満ちているんだ!!
クライアント窓口の上司の方と電話で話し、
クリエイターさんとメールでやり取りし、
またクリエイターさんと電話で話し、ことごとく
「いいよ、がんばったもんね、むしろすまんね、がんばろうね」
的なメッセージを頂き、かなり幸せな気持ちで・・・


深夜の会社に独りぼっちで佇んでおります。


どかーーん
(昭和のギャグ漫画的オチ)


しかもあと最低1時間はいないといけなくって(今25時なのに)、
その後電話で融通の利かないクライアント窓口と今後の相談をし、
明日以降も戦いは続くという、そんな寸法ですよ。
今日は黒猫ワンマンもストのライブも蹴ってまで働いたのに!
明日で戦いは終わるはずだったのに!
明後日は力尽きて有休取るはずだったのに!
あああ、それを考えるとちょっとヘコむなあ・・・


でも、でもね。
「遅くまでご協力いただいてありがとうございます」とか
「他の方々ともたくさんやり取りしないといけなくて大変ですね」とか
本当に本当に、みんなコメントがやさしいのです。
そしてがんばってくれるのです。クリエイターさんもいい絵を書いてくれるのです。
(クリエイターさんのがんばりが目に見えるほどのいい絵に思わずマジ泣きした人)
こういう時「ああ、捨てたもんじゃないな」って。
「がんばることはいいことだ」って。思いますよね。
「もうちょっとだけがんばっちゃおっかな」って。うっかり思っちゃうのです。
単純だけどいいでしょ。暢気だけどいいでしょ。
それで私はごきげんなんだから。


がんばったら、この仕事が終わったら、きっと
「がんばってくれてありがとう」って言ってもらえるんだろうな、って。
そりゃあ至らぬ点はいろいろありましたけれどもさ、
そこを刺されるのはやっぱり痛いんだけれどもさ、
それでも「こんだけがんばってくれてお前まじさいこー」
みたいなことをちょこっと思ってくれれば、もうそれだけで
あんな不備とかこんな言い掛かりとか全部帳消しにしてやってもいいぜ、
あーあ早く「ありがとう」って言われないかなーまだかなー、
って思いながら仕事をしています。


「ありがとう」のために私は生きているんだな、って、改めて思いました。
「ありがとう」を言ったり言われたりしたいがために。
いいじゃんね、「ありがとう」って。


最近、「ごめん」とか「ありがとう」とかについて考えることが多いなあ。
実はどちらも、私がずっと苦手としてきた言葉なのです。今も正直苦手。
本気の「ありがとう」とか本気の「ごめん」がなっかなか言えない。
だって、言える?
眩しいというか、照れくさいというか、言えなくない?
スッと素直に言える人もいるよね。ああいうの、すごく羨ましいです。
もうそういうのは体質とか性格とか、とにかく根深いものだと思うから
自分で意識的に変えていこうとしないと変わらないんですよね、たぶん。


「ごめん」とか「ありがとう」とか素直に言えるような人になりたい。
その辺、もうちょっとがんばりまっす。


追伸:
クライアント窓口が電話をかけてくるものと思って作業をしながら待ち続けていたら
いつの間にかメールが届いていた午前3時・・・おおおおおおおおおおおおおお(がまんがまん)