Hummming

フンフンフン

にんじんじんじん

もう頭がいっぱいいっぱいです。
どうせけじめも踏ん切りもつけられないくせに
踏ん切りをつけようとしている自分にテンパっています。
本当はどうしたいんだろう?どうするのが一番いいんだろう?
ほんの些細なことすら認められないなんて。
自分がこんなに心の狭い人間だとは思わなかった。


でも、すべてのことは今日気付いた出来事では全然なくて、
本当は目を逸らし続けてきただけの事なんだろうな。
嫌いな人参をお皿の端に寄せ続けてきたけれど、
いよいよお皿の上には人参しかなくなってしまった、というか。
食べないことには次の時間に移れないんだよな。この給食の人参をさ。
飲み込め。飲み込むんだよ、現実を。
そして次の時間に移るんだよ。
いつまで給食の前でオロオロしてんだ。


ああ、かなしい。
いやなものを飲み込むのはしんどいです。


(・・・なんて飲み込むそぶりを見せながら、まだごまかそうとしている。
 せこすぎる。ごまかしたって、得にも有利にもならないのに。
 ごまかしようのないことだって知っているのに。)


まだお腹が痛い。飲んでもいないというのに。
私は私のことを分かっていなさすぎる。
ああ、でもかなしいのは本当だった。それは分かる。
やっぱだめだ。だめだやっぱ。いろいろだめだ。


そういえば小学生の頃、兄貴がダビングした原由子のカセットテープをよく聴いていたなあ。
「じんじん」っていう曲がとてもカッコよくて切なくて好きだった。


雨が降っている。