Hummming

フンフンフン

カムカムミニキーナ『ダルマ』@新宿シアターアプル

憤っていますよ、私は。
カムカムに!


カムカムミニキーナ『ダルマ』@新宿シアターアプルを観てきました。
何!何でその設定にしたの!
何!何なのそのオチ!むしろどこがオチだったの!
この話は時間空間の遷移が物語の軸になっているのだけれど
その遷移が非常に分かりづらい!
これが一番のネックでしたよ。
今いる場面はいつなのかどこなのか、
誰と誰が同一人物で誰が誰の生まれ変わりなのか、
生まれ変わりということを本人は自覚しているのかいないのか、
曖昧すぎてよく分からないのです。
分からないまま場面が変わり、分からないまま話が進み、
分からないタイミングで暗転して終わり。
暗転したとき「ここで終わったら私怒るよ!?」と思ってたもん。
でまた話が分からないのに更に惑わすように小ボケ入れまくりでしょ。
もういらいらいらいらしておりました。


松村氏は役者として大好きなだけに、この脚本では残念すぎますよ。
松村氏にやっしーに山しげにプリ嬢。あと私のお気に入り恭子ちゃん。
すんごく贅沢な良い面子が揃っているというのに。
大きな声で、大きな動きで、豊かな表情で、すごくすてきだったのに。
いい素材が揃っているんなら、もっとシンプルでいいと思うんだよなあ。
余計なボケをそぎ落として、もっと話の本筋を見せてほしい。


アンケートの「これまでにカムカムの公演を観たことがありますか?」
という問いで、前回の『軍団』でもがっかりしたのを思い出しました。
あの時も面子はいいのにストーリーが分からん!っつって歯がゆい思いをしたっけ。
(それで途氏に当たり散らしたんだっけ)(ごめんよ途氏)
何だよ前回と何も変わっていないじゃないか。
こんなんが続くんだったら、カムカムを観に行くのなんて無駄だよ。
阿佐スパやナイロンのほうがずっと面白いもん。
もう観に行かなくなっちゃうよ。
やだけど。残念だけど。
うむーーー。


でもね、事前に小耳に挟んでいた通り、先行チケットの甲斐あって
最前列しかも中央寄りの席で熱演を観ることができたのは不幸中の幸いかと。
話はどうあれ、演技自体はみんなすごくよかったもん。
今日はやっしーと恭子嬢の表情と声。表現力がすばらしかったなあ。
本当ありがとうともみさん。


ともみさんと今度は一緒にカムカムを観に行けるように、
まだカムカムを応援し続けていられるように、
がんばってください。脚本家、松村武様。