Hummming

フンフンフン

峯田さん、じゃない、ミネタだ

お風呂から上がったら、消し忘れていたテレビに
半裸で転げ回っている峯田が映っていた。
銀杏BOYZのライブ映像。
これはどこだろう、Zeppモッシュの海に向かって
メロディーとかお構いなしに出せる限りの声を出してた。
10年前の私なら「うるさい」とか「歌じゃない」とか言って
聴きもしなかったのだろうけれど、今は少しわかる。
感情を込めるあまり、気持ちを伝えたいあまりに
理性とか吹っ飛んじゃって、音の制御が利かないのね。
制御が利かないっていうか、音程よりもこの思いを
伝えることのほうが彼らには最重要課題なんだと思う。
すっごいなあ。熱いなあ。
こんな振り切れたライブ、私は観たことないや。


格好も演奏もぶっちゃけひどいんだけど、
それでも銀杏のライブが超満員になる理由。
それでも銀杏BOYZが神のように崇拝される理由。
ちょっと、分かります。
彼は「峯田さん」という人なんじゃなくて、
「ミネタ」という別のいきものなんです。