Hummming

フンフンフン

魔法を信じ続ける

昨日は完全オフでした。
普通の休みですらちょくちょく仕事が頭を掠めるのに
仕事のメールもまめにチェックしよう、とか思っていたのに
昨日は完全オフでした。
考えようとしてもすぐ思い出せない。
それくらい、オフでした。


お昼は阿佐ヶ谷で柿を観てきました。
入り口が分からなくて思わず玲央さんに聞いちゃったよ!
終演後にはまゆ味姉さんが声を掛けてくれたよ!
期せずして柿メンバーと接触機会が多い日になってしまった。
あの企画いいね。
15分で、あの価格で、たくさんの劇団を味見できるのはいい。
まさに「対バン」に通じるところがある。コロンブスの卵的発想。
そして柿は11月の公演の番外編、みたいなやつ。
すんごくおばか。
いつものエロさもグロさもなかったけど、
ぶっ飛んでて、でも現実から離れすぎず、なかなかいい感じ。
客席の反応も一番良かった。これなら本公演も期待大だわ。
まゆ味さんはサイケな衣装がよく似合う。キュートだったわあ。


それにしたって阿佐ヶ谷っていうのは面白そうな街だった。
駅前の異常に安い中古レコード屋さんも気になる。
あれはきっとマニアックな品が見つかるぞ、佇まい的に。
高円寺〜阿佐ヶ谷あたりを今度散策してみよう。
(まことさんに会っちゃったらどうしよう、という淡い期待)
(本当そーいうのよそうよ!私!)(天使と悪魔のベタな葛藤)


で、三茶から茶沢通りを歩いて着いた下北沢。
夜から朝まで「TOUR BABY」ファイナルをQueで。
なんかね、楽しかったかどうかも分からないんだよ本当は。
でも、あの場面やこの場面を思い出すとニヤニヤしてしまう。
小さい頃にお人形さんの絵を描いているときもそうだったけどさ、
その人やその場面に思いを馳せるとその顔になっちゃうの、私。
楽しかった場面を思い出すと自然に口角上がっちゃうし、
怒っているお人形さんを描いてたら口を尖らせちゃうし。
だから、「ニヤニヤしてしまう」ってことはきっと
相当楽しかったんだろうと思う。幸せだったんだろうと思う。
あの時間がもっと続いたっていいな、なんて思ったもんね。
嵐田さん、いっぱいありがとうを言ってたよ。
星野さんもがっちり握手してくれたよ。
ぶっちゃけ両者ともベストアクトとは言いがたかったけどさ、
あんなライブも悪くないと思うよ。


オールナイトが終わって朝になって、
下北沢で見送った東京パレードとザ・ストライカーズは
揃いも揃ってリアルに「疲れたー」と言っていたけれど、
それを見て「ああ、魔法が解けちゃったな」と思ったけれど(笑)、
あの夜、魔法は確かに掛かっていたんだよ。
魔法は消えても、魔法を掛けられた事実は消えないんじゃないかな。
彼らが売れるかどうか、大きくなるかどうかなんて分からない。
でも私はまだまだ彼らの活動を観続けたい。観させてほしい。
それは魔法を掛けられたあの感触を覚えているから。
あの魔法をもう一度掛けられたいから。


「君の瞳の中に住みたいんだぜ ねえ、どう?」


もう住んでるよ。とっくに住み着いてるよ、困ったことに。