Hummming

フンフンフン

Music Complex 2007@若洲公園レポ

昨日の『Hit&Runちゃん祭り』に行った人の感想を聞いて
どうにもこうにも行きたくなり、結局チケットを購入。
mixiで譲っていただきました。多謝。


で、行ってきました『Music Complex 2007』。
チケットでお馴染み、ぴあの35周年記念イベント。
場所は若洲公園。どこじゃい。新木場の倉庫と倉庫の間。
ステージは2つあったのだけれど、移動しませんでした。
だって面子があまりにも偏ってるんですものー。
でもね、あっちのステージは座っててもOKだけど
こっちのステージは座ってたら怒られるんだよ!公園なのに!
座っちゃダメって一体どんなフェスだよ!っていうね。
そして全員持ち時間は30分。で、転換が30分。
どんなに押しててもアーティスト間隔30分は保持て。(笑)
いろいろ「おっかしいなー」と思ってしまうイベントでした。
まあまあ、それはそれで。35周年記念ってことに免じて。


最初に観たのはBoAちゃん。こんな機会じゃないと観ないよ。
踊って歌ってすごいねー、とは思いました。
でもやっぱり踊ってると歌うのきっついよねえ。
声が小さくなってしまう。歌が途切れるのはアレなので、
演 奏 と 共 に C D を 流 し て い ま し た
えええー!ぼあちゃんいいのそれ!!!
アレンジの再現が難しいだの何だの言い訳はあるんだろうけど
口パクなんじゃないか、とかエアサポートバンドか、とか
いろいろ勘ぐってしまいましたよ私は。
なので感想としては「日本語が上手い」というところで。


で、山崎まさよし。4年前のオーキャン以来だ!たぶん!!
楽しそうに演奏していたのが嬉しかったス。
デビュー曲「月明かりに照らされて」から始まり、
「さらば恋人」をカバー。そうくるか、うまいなあ。
One more time, One more chance」はエレキバージョン。
サラッと入ったので最初は違和感があったものの
クライマックスへかけて力強くなっていく感じはグッときた。
私が好きになった頃の山さんだ!って。いやいや、
あの頃以上にパワーアップしてる!って思いました。


次は絢香
服装といい、ステージに吹き荒れる強風といい、
なんかちょっとした「天空の城ラピュタ」みたいでした。
でも声の伸びはすごいねえ。
みんなそうだけど、プロってのは堂々としてる。
ほら、普段そうじゃない人ばかり観てるじゃない?(笑)
だからそーいうところが「さすがだな」って思いましたよ。
一昔前の私なら「絢香なんて」っつって小馬鹿にしてたけどね。


出たー!ORANGE RANGE!!
私の今日の目当てと言っても過言ではないですよ。
こんな機会じゃないと絶対に観ないまま終わると思って。
いやあ観てよかった。これ本当。ライブ行こうかな、ってくらい。
パクリ云々って論争が一時期あったけれど、もはや無意味だよね。
だって結局みんな好きなんだもん。楽しいんだもん、単純に。
踊れるでしょ、覚えやすいでしょ、明るいでしょ。
そーいうのが日本人は好きなんです。逃れられないんです。
1曲やって「今のが最後でした!ごめんね!・・・じゃアンコールで!!」
と駆け引きでより盛り上げるテクニックは若者ならでは。
両手を高く掲げて踊った観客へ帰り際、
「ちゃんとムダ毛処理できてたよ!」とおどけるMCも然り。
ファンたちの黄色い歓声には引いたけれど(苦笑)、
個人的には今日のベストアクトでした。


次は待ちに待った、初めて観る岡村靖幸
彼が出てくるまで私は祈りのポーズでした。無意識に。
でもね、恋愛と岡村ちゃんは始まるまでが幸せ、ですよ。
「一時期に比べて痩せた」と噂に聞いていたし、
『MUSICA』のインタビュー記事でカッコいい写真を見ていたから
すごくスタイリッシュなステージングを期待していたわけ。
でも、そうではなかった。そうでもなかった。
ジャケットを着ていたせいかもしれないけれど、
以前“復活”した頃と大差ないくらい恰幅がよくて
(遠くから見るとまるで梅宮辰夫だった)
動きも手先のものが多く、それも長続きしないの。
歌もねちっこく歌うよりシャウトの割合が多かったし。
これが今の岡村靖幸なんだ、って認める人もいるかもしれない。
それに私は過去の姿もDVDで断片的に見た程度だから
いやいやこれですよこれ正解ですよ、と言われるかもしれない。
でも私にとっては、私の期待していた岡村靖幸ではなかったのです。
彼はパフォーマンスこそが魅力的なアーティストだと思ったのに。
うううん残念。


最後に東京スカパラダイスオーケストラ
「ライブにハズレがない!」と噂には聞いていたものの
まともに曲を聴いたことのない私でも楽しめるのかしらん、
なんて心配をしていましたが、杞憂でした。まったく。
すごいねーあのお祭り騒ぎ。みんな踊り狂ってたよ。
そしてメンバーは演奏し狂ってたよ。
ギタリストとか、エンジョイしすぎてすごい顔してたもん。(笑)
だから私もその狂ってる人たちの輪に入ってみたら、楽しかった。
無我夢中でした。踊るのに、メンバーに応えるのに一生懸命で。
あと、欣ちゃん。私は大してfishmansファンではないのだけれど
欣ちゃんがすっかりスカパラのメンバーとして
全力で演奏しているのを見て、よかったなあ、って。
今、どんな気持ちで演奏しているんだろう、って。
たまに佐藤さんを思い出すことあるのかなあ、って思いました。
何にせよ、欣ちゃんはいい顔でステージから去っていきました。


バインもトライセラも結局観られなかったのは残念だけれど、
観たやつは観たやつで、いいライブだったと思います。
帰りに、チケットを譲ってくれた方と鷺沼で飲んで解散。
その立ち飲み屋さんがステキだったことは、また今度。