Hummming

フンフンフン

私にも、今日だけの天使

昨日はどうやって家に帰ったかも覚えていないくらい眠たくて、
気が付いたら朝。タイマーで東パレのアルバムが再生されていた。
眠気のせいか昨日は一日中、ぽわーんぽわーーん、と
薄曇りな、微妙に物寂しい気分だった。
でも今日までそんな気分に蝕まれてしまってはたまったもんじゃない。
ひとまず朝からシャワーを浴び、化粧しながら中村一義『ERA』を聴いて、
今夜のライブのことを考えながら最近買ったばかりの服を着て、
(何となく)ダテメガネをかけて、髪は上のほうでお団子にして、
ヘッドフォンでも『ERA』を聴きながら時間にゆとりをもって出かけた。
そしてバスの中でこの間買った曽我部の本の続きを開いて読み始めたら
「家族とケンカして、シャワー浴びて、好きなレコード聴いて、出かける」
なーんて私とまったく同じようなことを彼も書いていたので
「こーいう日も誰にでもある日常のひとつなんだ」って思って安心した。
ちょっと「今日は悪くない日になりそうだ」って気がしてきた。
うれしい。
今日がよい日になりますように。

どんなにイヤな一日にだって、かならずひとり天使がいる。

曽我部が私の気持ちを代弁してくれたページで引用していた、中島らもの言葉。
それは道ですれ違っただけのベビーカーの赤ちゃんかもしれないし、
スーパーのレジでパートしてるおばちゃんかもしれないんだって。
いいね、それ。
私にとっての「今日だけの天使」は、どこにいるだろう。
じゃあ、探してきまーす。