Hummming

フンフンフン

ethos vs the FULLCOLORS@LOOKレポ

『秋の夜長スペシャル〜vsシリーズ〜』観てきました。
LOOK名物2マン企画、今宵はthe FULLCOLORS vs ethosです。
大宮のethosファン、りえさんと遂に対面。小柄なお姉さん。


ライブはethosの先攻でスタート。
セットリストはこちら↓

  1. バーガンディレッド
  2. ザッツ・ザ・夢芝居〜忘れじのMilk Show〜
  3. 夢見る二人〜My baby's you〜
  4. REQUIEM
  5. 12月のcold wave
  6. アンサー(@the FULLCOLORS)
  7. POHPO NO.5
  8. お願いマリー
  9. 天気よさげ
  10. Midnight 栄町 Blues

りえさんに便乗して最前列で観ちゃった。
でも始まってすぐ「やべっ失敗したかも」と思った。
杉さんが初っ端から伏し目がちなんだもの。ダメっつったのに。
最前列にいた私が悪いかな、と思うのは調子乗った意見かしらん。
だって辛口ピーコが目の前にいたらやりづらいよねぇ。(苦笑)
でもピーコなりに言わせてもらえば、そんなんで下向くな!と。
途中からだんだん前を向けるようになってきたので良かった。
あとセットリスト見てて歌詞が飛ぶとかさー!もう!!
大事なライブだっつってんのにーお願いしますよー。


ベースのキムラ氏は1曲目からすーげーえーニッコニコ。
本当に気持ちよく演奏してるんだな、と見てとれる。嬉しいな。
常々思うんだけど「バーガンディレッド」と「夢芝居」って
印象が若干かぶってない?並べるのはアリなのかナシなのか・・・
「夢見る」はゆっくりとサビから入るアレンジ。
Vo.が途切れてから本編に入ったほうがいいと思うけどな。
そうだ、前回新曲を披露したんだった!大好きな「REQUIEM」。
本当に綺麗な曲だと思う。ステンドグラス。雨。傘。
季節外れの「cold wave」、杉さんがお気に入りの曲だと言ってて
「思い入れが強いのなら演ってほしい」と頼んだ曲。実はね。
聴くのは二度目。前回よりもインパクトがあった気がする。
1番のサビがあまり際立たなかったけど2番は良かった。
ダイビング、あるいは水族館の水槽トンネルのイメージ。
真空の、無音の、余計なものが何もない青緑色の世界。
次はテイストが違うなと思ったらフルカラカバーの「アンサー」。
でも違和感はなかったな。先輩の曲を丁寧にカバーしてた。
「POHPO」はCDに聴き慣れると上のコーラスが欲しくなるな。
今日の「マリー」はアコギを弾かなかったのがちょっと意外。
この曲は放っといても人気なんだから手拍子しなくてもいいと思う。
っていうか曲に合ってないのでイヤです。(苦笑)
それに対して「天気」は手拍子が合う曲だよね。
今日の杉さんはお尻を振ったりピョンピョン跳ねてみたり。
まるでガーリーロックバンドのよう。中ノ森バンドか。(笑)
最後はLOOKらしく「栄町」。最後にコレってだけでも嬉しいのに
シャボン玉の演出はメンバーも知らなかったLOOKの粋な計らい。
思わずみんな温かい笑顔に包まれた。私もりえさんも。
「栄町」の演奏も、メンバーの笑顔も、宙を舞うシャボン玉も、
あまりに美しすぎてちょっと泣いてしまった。最高に幸せだった。


あと、杉さんがいつにも増して「ありがとう」と連呼してた。


最初からダメ出しで始まったけど、全体としてはよかったかと。
いつも通りの空気で、いつもよりずっといい演奏だった。
前の大倉ギターってコードを弾いてた印象が強かったけれど
今日はメロディを弾いてて「おおっ」と思った。効いてた。
俊春さんがドラムを叩いている姿を今日はまじまじと見てみた。
真剣というか夢中というか、例えるなら職人みたいな顔をしてた。
彼のシンバル使いが好き。強弱がついていてすごく立体的。
ぶっちゃけた話、私はこのバンドのネックはVo.だと思っていて
音程がブレる、狙った音がすぐ出ない。本人も気にしてたのかな、
昔の音源なんて恐る恐る声を出してる様子が如実に出ている。
でもそんな弱々しい歌い方はいつからか姿を潜め、今日なんて
「あれ、こんなに滑らかな歌い方ができる人だったっけ」
と驚いたほどだった。綺麗なヴォーカルだ、と初めて思った。
私は1年ちょっとしかこのバンドを観ていないのだけれど
その1年ちょっとでだいぶ変わったなぁ、と思う。
今まで私は、初めて観たライブをよく引き合いに出してたけど
もうあの日のライブは観られないんだ、と今日分かった。
それは彼らがあの頃と変わったから。
今日のライブも相当素晴らしかったと私は思っていて、
でも今日良いと感じたのはあの日とは違うポイントだった。
嬉しいとか残念だとかそんなんよりも不思議だなあ、と思った。
変化って、不思議だわ。分かるかなこの感覚。


フルカラの感想も少し書こうと思っていたのだけれど、
ethosが相当長かったので割愛しようっと。(笑)
ちなみにフルカラは「マリー」をカバーしたものの
歌詞が飛んで謝罪で終了という残念な結果に・・・
そういえばコッスーは小杉山だったね!杉山vs小杉山!(笑)


帰り、打ち上げに出られそうな流れだったのだけれど
打ち上げは出演者のものだと思っている部分がやはりあって
誘われたわけじゃないのに行くのは気が進まなかった、という
内面的問題もありつつ現実的に金欠だったので帰った。(泣)
別れ際に一言、「(バンドを)辞めない?」と聞いたら
即座に杉さんから「辞めない!」と返ってきた。当然のように。
今回の活動休止の理由、再開のめど、解散ではないのか、・・・
私が今日一番メンバーと話したかったこと、聞けてよかった。
私は笑顔で「また来ます」と言ってみんなに背を向けた。