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フンフンフン

花組芝居「百鬼夜行抄2」レポ

堀越の所属する劇団、花組芝居の最新作「百鬼夜行抄2」を観に
銀座・博品館劇場へ高校時代の友人、ピョンと行ってきました。
就職活動や寄席で、日本橋やら京橋やら新橋やらには
何度か赴いたことがあるわけですが、銀座は滅多に来ません。
でもこの街並みがおぼろげながら記憶に残っているのは
銀7(吉本銀座7丁目劇場)の思い出があるから。
チャイルドマシーン、チープスープ…懐かしいなぁ。
高級感溢れるイルミネーションに包まれ、ピョンとキョロキョロ。
やっと着いた博品館劇場。ここまででもうだいぶ楽しんだけど。(笑)


8階のマダム方をかきわけ、座席に到着すると間もなく開演。
原作は今市子さんの「百鬼夜行抄」というマンガだそうで。
霊能力のある一家と霊界との関係に人間?模様が絡んだお話。
感想を一言で述べるとすれば、「プロだなぁ・・・」と。
柿を観ていても圧倒されたり感動したりはするんだけど、
花組はさすが老舗プロ劇団。細部まで丁寧に練られている印象です。
真っ直ぐ芯の通った主役・飯嶋律は堀越と同期の美斉津さん。
個人的にはあーいう昭和くさい爽やかキャラは苦手ですが
美斉津さんのさっぱりした顔立ちに免じて許そう。(何だそれ)
我らが堀越の役はロングヘアの酒豪、ヒロイン・飯嶋司。
堀越はどれかな、と探してたら声がまんまですぐ分かった。(笑)
ええっと、現代劇の女形はあーいうモンなんですか?
キャピキャピしてて軽く引いたのですけれども。
綾央さんは男前だわ。でも年齢というか時代設定が分からん。
爽やかに喋るのに「〜じゃ」とか言うんだよなー。何者?
あと研修生の二瓶さん演じる幼女。あの人本当に男?逆に怖い・・・
他に気になったのは冒頭のアドリブ、設定に関する内輪ネタね。
ちょっと興ざめでした。古参者は笑うけどさ、雰囲気が台なしだよ。
それと全体的に台詞をかんでるのが気になりましたね。勿体ない。
でも座長・加納幸和さんの女形は「綺麗」の一言に尽きる!
落語もそうだけど、女形は女より女らしくあるべきだと思うんです。
女そのままをやっては艶やかさも面白みもない。生々しいだけ。
しかしその点、さすが座長ですよねー。
最後の飯嶋開と山の神が誓うシーン、少し泣くかと思った。
2時間半もの長丁場でしたが最後まで飽きさせない芝居でした。
もっと少女漫画のアクが強い芝居かと思ってたけど、観やすかった。


終演後、「制作の人に言って楽屋においで」と言われていたので
ごった返すロビー(で、すっぴんの松村雄基を発見!びびった)を
抜けてモジモジしつつ楽屋に潜入。密着24時みたいだ!(笑)
さっきまで舞台にいた人がジャージでうろうろしてる風景に感動。
メイク落とし中のあられもない堀越(笑)に1階へ促されたので
内心ホッとしながらそそくさと楽屋を後にしたのでした。
本当はこの後3人で食事するはずだったのだけれど、
時間が時間だったので私だけ先に帰ることに。
せっかく友人・堀越に会えたのに。残念だけどまた今度。


みんな!銀座のメイドは本物だったよ!!(最終報告がそれかよ)