Hummming

フンフンフン

いつだって突然

父勝幸が交通事故に遭った。
今朝、私が朝食に蒸しパンを食べていたときのことだ。
母セイ子の携帯電話に父から直接連絡が入った。
交差点に相手の車が(赤信号のはずなのに)突っ込んできたそうだ。
幸いにして父は無傷だそうだが、相手は頭を打ったらしい。
しかも相手は青信号だったと主張していると言う。
ひとまず警察を呼んで、事故処理は終わったそうだ。
無事でまぁ良かったのだけれど、私は少なからず衝撃を受けた。
昨日腰痛を訴えて会社まで母が迎えに行ったこともあるし。
こういうとき、長くないな…って言うと語弊があるか(苦笑)、
でも人がいなくなるときのことをふと考えてしまう。
何気ない瞬間にあっという間に消えるんだろうな、って。


急に腹痛を訴えて、夜なのに病院へ行ったこと。
会社の人から電話が掛かってきて、肩を借りて帰ってきたこと。
過去にも父には病気や事故で何度かヒヤヒヤさせられた。
幼少の記憶なので曖昧かつ断片的だけれど、これまでも
父が危険にさらされるのはいつも突然だった。
いや、誰でも危険にさらされるのは突然なのだ。


いくつになっても言うだろうけど、今日も言っておく。
「もうちょっと長生きしておくれよお父さん」