猫虎final@O-nestレポ
spm discが主催するSTAR'S NIGHTという勝ち抜きイベント。
2003年秋にスタートし、2004年秋にストロボネコ勝ち抜け。
2005年初夏には続いてシナトラが勝ち抜け。
勝ち抜いた2組による企画「猫が先か、虎が先か。」が今日、
全3回の集大成として念願のツーマンライブを迎えた。
私もハシノ&アニへのプレゼントを抱えて一路、渋谷へ。
開場後、Ds.ヒカル氏から黒いシナトラTシャツを購入。
実は虎Tを1枚も持っていない私。だって普段着れないよ。(笑)
でも今日のライブで着ないなんて考えられなくて。
開演前はBa.ハシノ氏によるDJタイム。彼のDJは私のツボ。
「言葉の果てに雨が降る」「東京湾」が嬉しくて踊り狂った。
あっち向いてホイで決めた結果、出順は先攻・猫、後攻・虎。
まずは先攻、ストロボネコ。
名前は聞いていたけれど、初めて観るんだな。
- よこくへん
- スキップ
- ネコまっしぐら
- あかり
- 国分寺
- 雨降り
- 海
- 夕立ちワルツ
- チックタック
- さよならさよならさよなら
- あこがれ
雰囲気は、Lucky13あたりにも通じるところがある気がする。
下北沢界隈のギターポップというか、『Quip』誌的な感じね。
でも一つ大きく違うのはVo.いくぼ氏が変態的だということ。
いや音楽上の「変態」は誉め言葉として捉えてほしいんだけど、
彼の演奏の仕方や歌い方、表情の端々に狂気を感じると言うか
単に「可愛い」「ポップ」じゃなく一筋縄じゃいかない感じ。
そういうのって面白いと思うし、強く惹かれる。
残念なのはまだそれがいくぼ氏からしか感じられなかった点。
他メンバーから、バンド全体から、曲全体から感じられたら
相当魅力的になるんじゃないかな。今後に期待。
そして後攻・シナトラ。虎Tに手拭い姿、最前列真正面で参戦。
3月の「対バンの嵐2006」以来の参戦じゃないかしらん。
実はあのライブ、私は満足いってなかった。
下手すりゃ直立不動でいられるようなライブ、無理して踊ってた。
あれから変わったと噂は聞いていたけれど、少し心配だった。
- さうだあぢ(短)
- 木枯らし・ア・號號
- 港町ロケンロー
- 二人の季節
- 流れ星
- 産声ソウル(新曲)
- 二回目の世界
- 花火
- why don't you? 膝栗毛
- 薩摩白波
- また会いましょう
- エンドロール
- 路面電車(ENCORE)
あの日とは全然違った。何かが変わってた。
具体的にどこが変わっていたのかは正直分からないけど、
踊らずにいられなかった。内側からこみ上げるものがあった。
久々の「木枯らし〜」「二人の季節」は嬉しかったなぁ。
ようやく聴けた「花火」はラップ調。花火というか祭だな。
しかし何よりも今日の目玉は新曲「産声ソウル」。
Ds.ヒカル氏作曲のこの曲、他の曲とは一線を画している。
まずその名のとおり冒頭でVo.トキオ氏が産声を上げる。
全体的に低音傾向でメロディーよりもビートや歌詞重視。
決してキラーチューンとは言いがたいけれど、
シナトラの本質・中核を見せつけているような
決意表明とも威嚇ともとれる、力強く凄みのある曲。
ライブの1曲目、シナトラの世界に引き込むのにいいと思うな。
まだ曲の全景が見えてこないので何度も演り込んでほしい。
後半は踊り狂うしかない定番曲の連続。息つく暇もない。
「薩摩白波」はややテンポが速いように感じられたものの
演者も観客も気持ちよくラストまで全力疾走できた。
あああ汗だくだよもう。最高だった。我を忘れるほど踊った。
そりゃ秋にワンマンもするわ。あれ、アルバムは…?(笑)
これだからシナトラは目が離せないぜ。いいライブを有難う。
終演後はハシノ・アニ両氏をケーキでお祝い。おめでと。