Hummming

フンフンフン

「面白い人」になりたい

先日あんなに「ない!ない!」と騒いだ携帯は
カバンの奥底で当たり前な顔して眠ってました。
リアルサザエさん2006ノミネート、おくさまです。


私ね、「面白い人」ってポジションにいないと嫌なんですよ。
極端な話、自分が一番面白い人じゃないと気が済まない。
(まぁ実際面白いかっつったら微妙なトコなので
今後せっせと精進してまいる所存なのですが…苦笑)
塾で最近人気の先生から、こんな発言を聞きまして。
「俺が面白いからなんだろうな、俺の授業は正直ひどいと思うもん」
ふざけんな、と。調子乗ってんじゃねーよ、と。
「担当決まらないなら俺が入るか。授業?俺が一時間喋って潰すよ」
塾をなめとんのか、と。自分の喋りなんぼのモンじゃい、と。
室長この人どうにかしてくださいよー、と見ると笑って
「ぶっちゃけ国語って誰でも教えられんじゃん?」
かっちーん。
室長そーいうこと言うか。3年勤めた国語科講師(私)の前で。
唖然としていると中1英語もろくに喋れない輩がヘラヘラと
「ディースイーズアナッポー(This is an apple.)」つって。
ゲラゲラ笑ってるけどさ、全っ然面白くないから。
空気を読んでくれ。そーいう場じゃねーよここは。
こんな奴に教わると思うとゾッとする。
そしてこんな奴に「面白い人」の座を奪われてしまうのが
まったくもって不本意。すげー腹立つ。腹立つのり。
・・・。
思わずくだらないダジャレを飛ばしてしまうくらい腹立つ。
私の憧れている先生は(その名も「王子」と言う!笑)
面白いけどそれを鼻に掛けないし、指導もスゴい。
なのにこいつときたら自分の持ってる受験生を
「バカだから授業がラク」だとか「受からない」だとか。
こーいうところからマンモス塾は腐っていくんだまったく…
そんなこんなで改革の副作用に悩まされております。
ごめんねグチって。


たまに考える。漫才師を目指してたらどうなってただろう。
落語をやってて「君は舞台人らしくないね」と言われた。
出会うべくして落語と出会ったと考えていたけれど、
ひょっとして漫才だったらあの頃のスランプだって
もっと馬力出してすぐ乗り越えられたんじゃないか、って。
そんな訳ないのは分かってる。漫才でも同じだと思う。
でも、考えちゃうんだよなぁ。中途半端に諦めるんじゃなかった。


広告批評」を立ち読み、素人の広告大賞に脱帽。
くっそー、すげー面白いよこの主婦。悔しい。
漫才師には、なれなかった。
広告大賞にも、手は届かない。
じゃあ私がしなくちゃいけない事はただ一つ。
そいつらに負けないような面白い仕事と出会うこと。
「面白い人」の座を簡単に手放してたまるもんか。
明日、大事な選考結果がまた一つ発表される。