Hummming

フンフンフン

シナトラ、について

結局、中村一義のMDは家に忘れました、おくさまです。
宅録つながりってことで、まつき氏を聴きながら移動しました。
ディスカッションはやや失敗気味だったけど、個別質問は自由に喋れた。
うまくいってるといいな。結果が出るのは再来週。


昨日のシナトラライブ写真が公式HPに早くもアップ。
見ているだけで涙が溢れてきた。写真なのにドキドキした。
観たかったなぁ、この夜のシナトラ。さぞや眩しかったんだろうな…


私は最近、シナトラに、シナトラファンに、嘘をついていました。
ライブ後の「よかった!」「最高だった!」。あれ、嘘でした。
ファンのみんなと踊り狂って、終演後メンバーと話して。楽しかったよ。
みんなの手前だし口では「よかった」だの「最高」だの言ってたけど
本当はそこまで「よかった」とも「最高」とも思ってなかった。
観ていてこみ上げるものだとか、後に残る感動や興奮があまりなくて
「黙って大人しく観てろ」と言われても普通にできちゃいそうなくらい
本質の私は最近のシナトラライブに対して冷静だったんです。
でもそれが怖くて無理やり自分に感動や興奮を強要していました。
感動も興奮もないのに、でもライブは観たくて、
「なんでこんなに足繁く通ってるんだろう?」と
自分に疑問を抱いた日さえありました。でも、黙ってました。


私は自他共に認めるアニっ子でだいぶアニびいきなのだけれど(苦笑)、
彼をライブで観ていて最近ずーっと気になっていたことがあって。
あんなに楽しそうにギターを弾いていたアニがあまり笑わなくなったこと。
いつからだろう?ハッキリ覚えてるのはいかんとも〜ワンマン、とか?
表情がこわばってて、終始あんまり笑ってなかったんです。
そりゃあアニだって人間だから機嫌のどうこうもあるんだろうけど
でも私は正直言ってショックでした。楽しくないのかな、って。
今年に入ってからもライブを観たけれど、やっぱり笑顔が減った印象。
本人は無意識なのかな。でも何かが引っ掛かってたんじゃないのかな。
演る人も、観る人も、みんなが違和感を覚えていたんだと思います。


私が耐えきれなくなるより先に、「このままじゃいけない」と
自分たちを変えようと動きだしたシナトラ。
既存のものを変えるのは大変なのに。それが自分自身なら尚更なのに。
それでも現状をよしとしなかった彼らの姿勢に、私は驚きました。
てっきりあれで満足しているんだと思っていたけれど、
彼らは私が思うよりもずっと冷静でずっと強かったんですね。
シナトラが変わろうとした一発目は大きくコケてしまったけれど
4/14、昨日のライブこそがそのリベンジ戦だったのです。
結果は、どうやら無事に自分たちを乗り越えられたみたい。
私もこの目で確かめたかったなぁ。
自然と沸き起こる感動や興奮を、肌で感じたかった。
でもそれはこれから私がライブで確かめればいいこと。
昨日のライブ一本で終わってしまうような革命だったら嘘ですもの。
初めて観た4/5、代々木Zher the Zooでのライブのように。
踊る気なんてなかったのに気がつけばジャンプしていたあの日のように。
私を虜にしてほしいのです。夢中にさせてほしいのです。
もう嘘はつきません。ついたところできっとお見通しだから。
嘘をつかなくてもいいライブを観に、またライブへ行こうと思います。


シナトラに触れて、早1年。