Hummming

フンフンフン

笑っていいんだとも!@SHELTERレポ

今日は下北沢SHELTERへライブを観に行ってきました。
ハミリーコンプータThe Strikers合同企画
『笑っていいんだとも!』
到着するとまだ開場前。
ゆみんぐさんと遭遇、色々おしゃべりしつつ待つ。
予定より20分遅い18:50頃開場。
開場できない時間を設定するな、SHELTERよ。


1番手はまつきあゆむ
色々な場面で彼の名前を聞いていたので期待大。
でもね、期待以上に楽しかった!
なめてかかった私が悪かったよ!!
セットリストは以下の通り(公式HPより)。
メドレーになってたのね。

  1. 新宿〜カーディガンガール
  2. センチメンタルファンクラブ〜中村一義(仮)
  3. 煙草を吸うガール
  4. 片想い(仮)
  5. 宅録

まつきあゆむ22歳、
その肩書きは「大学生」そして「自宅録音家」。
中肉中背、マッシュルームカット。
その姿は中村一義のよう。でも、同じ宅録(出身)だけど
彼はナカカズとは違うアーティストだった。
サンプラーという魔法の小箱で無邪気かつ確信犯的に遊ぶ。
小箱から無数に溢れ出す音は生音一本の勝負バンドには出せない。
「カーディガンガール」で私は混沌とした音の洪水に溺れながら
ああ、なんて気持ちがいいんだろう!と本気で思った。
かと思えばご自慢のテレキャスターを生音で無心にかき鳴らす。
バンドサウンド宅録サウンドによって彼のライブは展開していく。
彼の頭の中ではこんなにたくさんの音がいつも鳴っているの??
初めて観るミュージシャンは曲なんて知らないから大抵つまらない。
でも彼は違う。
次の曲次の曲が待ち遠しくてワクワクするライブだった。
「煙草を吸うガール」はネット上で一度聴いた時より
いくらか良かった。
「片想い(仮)」は短調な感じ。
タイトルと相反して全然淡くないのね。メンバーはまつき氏+
ベースの「おじいちゃん」&ドラムの「くまさん」。
まつき氏はギターを無心に弾く時、
まるで歌舞伎のように頭を振り乱す。
きっとあれはパフォーマンスのつもりじゃないのだろう。
フロアで聴いているだけでこんなにも感情が
こみ上げてくるんだからそれを誰よりも間近で聴いてる
演奏者の彼の胸中は計り知れない。
言葉になんて表しきれない感情のうねりが
彼をあんな風にさせるのだろう。
そしてどんなに暴れても崩れない
形状記憶マッシュルームはすごい。(笑)


終演後、興奮してすごい!すごいね!うわー楽しかった!!と
最前列でぎゃーぎゃー騒いでたら本人に聞こえてしまった(笑)
「ありがとう、すごく嬉しい」って言ってくれた。
本当なんだよ。本当にすごかったし、本当に楽しかった。
こんな衝撃を受けるライブは久々だ。
これを初期衝動って呼ぶのか。


2番手はSTAN(スタン)
ゆみんぐさんいわくメジャーバンドらしい。音がでかい。
さっきまで感じなかったけど、耳がやたらムズムズする。
主観的な感想を述べさせてもらえば、ちょっと不快。
特にMCがよくない。
ライブハウスのオーディションで落ちたことを根に持つとか、
アンケートに「チューニング長い」と書かれ開き直ったりとか。
そーいうのはここで言うべきじゃないし、
自分の否を認めたほうがいい。
なんかネタにもなってなくて、聞いていて腹が立つだけだった。
勿論目を見張るところもあった。
このバンドは喋るように歌う。面白い。
でも、終始耳が気になって、MCが気になって、
印象は良くないや。


3番手に登場、ハミリーコンプータ
よくよく考えたらハミコンを観るのは楽戦の5月以来だった。
キーボード入れたりドラムの向き変えたり…
ステージが狭い!(笑)
マッチョが男前になってた。
目元がチェスター・矢野氏に似てた。
黒さんの笑顔は本当に魔法だと思う。
楽しくなる。そらコダマも笑うわ。
ステージで見るまでクーニーの存在を忘れててごめん。(笑)
あのバンドはメンバーの半分が小学生だ!大ちゃんとか!!
好きだなぁ。楽しくって終始ノリノリだった。
笑顔が崩れなかった。
でもそれが当たり前だと思っている部分がある私にとっては
イマイチ。初対面の破壊力は絶大だけど、
その後の変化をいかに見せるかが課題だな。
今日聴いてよかったのは「夢虫」!
「キラキーラ」より「哀どる」より。


皆さんお待ちかね、トリはThe Strikersですよ。
リーダー・ノブさんにとっては最後のSHELTER。
そのせいかどうか分からないけど、
いつもノブさんが入れる合いの手を今日は入れなかったり
松岡さんが代わりに入れたりしていた。
新しく歩き出す準備が着々と進んでいる。
新生ストライカーズに向けて。
ライブ自体も非常にいい出来だったと思う。
ベストとは言わないけど。
しんみりした雰囲気になりそうなところで
「ならねえよばーか」って覆す。
そんな茶目っ気のあるステージでよかった。
そんな彼らが好き。


全てのライブ終演後、本当はいっぱい話したい人がいたけど
時間が許さずまつきCDを購入の後即ダッシュで帰宅。
KIMONO MY HOUSE@渋谷のライブは
観られなくて残念だったものの、それを補えるほど
ステキなライブで本当に良かった!!!