Hummming

フンフンフン

音楽の変態性について

最近、お風呂に入ると手がぶよぶよにふやけるまで出てこないおくさまです。
寒いからよーく湯船で暖まって…とかやってると気がつけば寝てるんだな。
おかげで手のひらの油抜きは完璧です。何の料理にする気だ。

今日は久しぶりに初恋の嵐を聴いています。
初恋ってここまでBGMに不向きなバンドだったっけ、と驚いてしまった。
西山氏の声に、キーボードを打つ手を止めてついつい聴き入ってしまいます。
楽曲もいいですよね。しれっとした顔で奏でる粘着質なメロディー。
絡め取られた聴き手を見てはしたり顔でニヤリと笑う。みたいな。
何て言うのかな、ある意味エロい。もはや変態の域ですよね。(笑)
そーいう変態的な音楽とか大好きです。どんっどん絡め取ってほしい。

俗に言うアイドル(の音楽)って、そーいう変態性とかないじゃないですか。
「好きな食べ物はいちごパフェ☆オナラはフローラルの香り☆」みたいな。
でもそれって絶対に嘘だと思うし、現実逃避しているとしか思えない。
私はどうしてもそんな音楽にのめり込むことはできないのですよ。
汚い部分や気持ち悪い部分、ダメな部分やいやらしい部分があるから
内面に秘められた美しさや魅力がよりリアルに、生々しく輝きだす。
むしろそーいうものに私なんかはココロを持っていかれるのです。
体温があるから、体温を感じるから、信じられる。
他のバンドもそうだけど、初恋の嵐にもそんな要素が存分にあると思います。

初恋の嵐がもう聴けないだなんて本当に残念。
一度はライブで彼らのもつ「体温」を感じてみたかったなあ。