Hummming

フンフンフン

ソラニン(1)

今日は横浜まで遠出して柿喰う客の公演を観るはずだったんだけど
その前に入っていた予定が予想以上に長引いてしまい、泣く泣く断念。
チケット競争率が高い中をわざわざ取り置きしてもらったのに…
ホ○コシ、本当にごめん!!!

渋谷までは出てきていたので、TSUTAYA浅野いにおソラニン(1)」を購入。
楽しみにしていた新刊!帰りの地下鉄で早速読んだのだけれど。
うーん、色々考えさせられてしまった。

浅野いにおの作品(マンガ、ではなく敢えて作品、と呼ぼう)は
若者の軽くてゆるい世界が舞台なのに、毎回何かしら考えさせられる。
むしろ逆か。「若者の軽くてゆるい世界」だからこそ、考えることが多い。
ぶっちゃけた話、今回は自分の発言の無責任さについて考えてしまった。
自分の知らないところで葛藤を繰り返していたであろう人たちに、
私は何も考えず急かすことしかできていなかったんじゃないか。
私の言葉はいつも彼らを追い詰め苦しめるばかりだったんじゃないか。
えてして当事者というものは、外野が思っているよりも
冷静で、目前の物事をしっかり捉えていて、随分先まで考えてる。
「こうありたい」という理想はあっても、それと現実とは別物だし。
現実に目をそむけ、理想だけを押し付けようとしていた私はまさに「外野」。
それはある意味、無責任な発言をしてもある程度は許されるポジション。
でも無責任な発言をのさばらせているうちは、所詮外野なのだ。
別に私が「外野以上」になりたくて言っているわけでも何でもない。
大好きな彼らを苦しめるようなことだけはしたくなかった。
私なんかでも少しでも力になれればいいな、と思っただけなんだ。
けれど、そんな私の言動で私の大好きな人たちが苦しんでるとしたら…
イムリーな上に設定が設定だからね。色々なことを考えちゃった。
余計なことであってほしい、要らん心配であってほしいな、と思いつつ。

ってか素直に次の展開が気になります!
せっかく一つ解決したと思ったら何だよその巻末!!おい種田!!
種田くんの飄々とした笑顔と、芯の通った発言が大好きです。なんだけど。