Hummming

フンフンフン

『薔薇とダイヤモンド』レポ

こんばんは、おくさまです。

椿屋四重奏『薔薇とダイヤモンド』を聴いております。
9/14にリリースされたばかりの最新アルバムです。私も昨日買ったばかり。
サポート入れてギターを持たなくなったり題名が横文字の曲を作ったり
もはや革命とも言える最近の活動にはファンからも賛否両論ですが、
言うほど悪くないじゃない!というのが今聴いてみた感想ですね。
ひょっとするとこれは『深紅なる肖像』より好きかもしれない。
世論としては「今までよりも毒気が少ない」という意見が多いけど
前作に感じられた「よそ行き感」「媚びてる感」がなくなって
椿屋四重奏としてのポジションがやっと掴めてきたように感じます。

こんなに余裕しゃくしゃくの演奏をができるバンドだったっけ?
こんなに王者の風格にすら似たものを漂わせているバンドだったっけ?
1曲目の「プロローグ」からそう感じましたよ。爽やかです。
「手つかずの世界」がもつレトロな狂気。これですよこれぞ椿屋。
この舞踏会的な雰囲気は「螺旋階段」にも表れていてステキ。
演舞で聴いたらどうなるかな。心をかき乱されるほどの「螺旋」を切望。
そして「紫陽花」。こういう流れで聴くとすごく安心できます。
シングルでは逆だったけど、実はこっちのが正解なんじゃないかな。
「踊り子」はコーラスが効果的。いいじゃんコレ。踊りたくなります。
最後の「陽炎」は何だこれ、バイオリン?ゆったりといいんじゃないすか。

でも100%満足なわけじゃなくて、不満な点もちらほらり。
「砂の薔薇」はちょっと声のアレンジがしつこいな。
あと「朱い鳥」は弾き語りのイメージが強いからこれじゃ濃すぎる。
そんくらいでしょうか。今1周2周聴いただけですからね、こんなもんか。
部分的に中田代表がケバいのをどうにかしてほしい。(音楽的にね)
ギターがうるさい、とか、声にエフェクトかけすぎ、とか。
手を加えすぎてカッコよさが半減ですよ。それはオサレと一緒よ裕二。

「君無しじゃいられない」はどうなの…?何も感じなかったんですけど。

ま、そんな感じです。買ってみてもいいかもね、ぐらいですかね。
無理してまで買って聴いてほしい!って程のアルバムじゃないことは残念。
でも悪い買い物にならなかったのでよかったです。