Hummming

フンフンフン

「さえずり会」東京公演レポ

今日はお昼から「さえずり会」@お江戸日本橋亭へゴー。
千葉大落研の先輩で桂米朝一門の桂歌々志さんが出るんです。


全く気分が乗らず身体的にも精神的にもキツかったので
行くのもためらわれたんだけど、昼の部のネタで行くことを決意。
私が衝撃を受けた(って言ったら大袈裟かな)大事なネタなのです。
もう歌々志の会ではやらないだろうし、これを逃したらいつ観られるやら。
この人のこの噺が観たい!ってトコまで決めて行くのは珍しいです。


最初は座談会からスタート。
実は今回が最終回という、この東京版「さえずり会」。
本日は団朝さん、あさ吉さん、出丸さん、歌々志さんが出演。
桂米朝一門の門下生が大阪でもやっている勉強会なのだそうです。
大師匠である桂米朝さんに会の命名をお願いしたところ、
“上方四天王”と謳われた桂春団治笑福亭松鶴桂文枝桂米朝
若かりし頃にやっていた勉強会の名前をくださったのだとか。
すごい名前貰っちゃいましたねぇ…!


落語の一番手は団朝さん「寄合酒」
パァーっとやりたいけど誰の懐を探ってもお金なんざ出やしない、
じゃあ各自つまみやら酒やら持ち寄ろう、で一騒動の噺。
顔を振るのではなく、まず目線を使って上下切り替えてました。
そのほうが滑らかにトントントーーンと進みますよね。
ただその分、噺自体を流してる印象を受けました。
ツッコミの入るタイミングもやや遅くて勿体ない気がします。


続いてはあさ吉さん「住吉駕籠」
座談会での語り口が飄々としていて一番面白かったあさ吉さん。
この人は英語落語もやっていらっしゃるようで、その一部を披露。
あとお囃子で使う篠笛の腕前も披露。…正直そんなにj(自主規制)
残念ながら声が小さい!やっぱり大きな声で話すのは大事だと再確認。
酔っ払いとの絡むくだりを抜粋して演じてらっしゃいました。


三番手はメンバー最年長の出丸さん「遊山船」
この方は笑いを取りにいく話し口ですね。ツッコミのタイミングがいい。
噺は鳴り物が入っていて実に賑やかで良かったです。
でも上下を切り替える時にいちいち座り直してて落ち着きがない。
まぁ落ち着いたキャラは出てこないのでいいっちゃあいいんですけど。
サゲいいですよねー、こんなことが言えるおかみさんは天才(笑)


そして昼の部トリは待ってました!歌々志さん茶の湯
枕では落研に入った頃の話。感極まってちょっと潤んだ(苦笑)
歌々志さんはすごく愛嬌のある笑い方をするんですよねぇ。
って言ったら干されるかな…(笑)誉めてますよ?本当。
最初のほうはワリとさらりとやって、見せ所をきちっと作った印象。
みんなが反省会で言ってたのはこーいう事か、と今更ながら納得。
一番好きな真剣勝負のシーンはやっぱり笑ってしまいました。


終演後、OBのFうりんさん・Nぼしさんと合流し歌々志さんと軽く会話。
残念ながら夏合宿にはいらっしゃらないようです(笑)
帰りに三越でOBさん方から超!高級パフェをご馳走になりつつ
ブルジョアとは無縁の場違いな会話を意図的に繰り広げ(笑)帰宅。
ご馳走さまでした!もっと面白いことが言えるようになっておきます。


帰り道にはもうすっかり朝のツラさが消えていたので良かったです。