Hummming

フンフンフン

椿屋AXワンマンレポ

椿屋四重奏ワンマンショー@SHIBUYA-AX
「熱視線Ⅲ 〜狂おしいほどじれったい〜」!!
インフルエンザを乗り越え、遂にやってきましたよAXへ再び!
(椿屋は2/19のJAPAN CIRCUITでもAX公演をしたのですが
 私はインフルエンザにかかり観ることができなかったのです)
開演10分前とアナウンスされる会場に到着。
建物脇のロッカーに携帯と筆ペン以外の荷物をぶち込み
そろそろ入るか、とふと目をやると入り口手前に目立つ金髪。
もしや…と思い近寄ってみると「あ、おちけんや」


うわあぁーシナトラだああぁーー!


今日は招待なんですって。くっそーいいなー。
まだ入んないのかな、と思ったらアニが遅刻してるとか…おいおい。
「終演後に会えたら会おう」と約束し、会場内へ。


ジャケットを脱いできたから寒いかと思いきや既に熱気ムンムン!
カッターシャツにベストじゃ暑いくらいでしたね。
およそ10分押しで「Black Magic Woman」が流れたら幕開けです。
薔薇をバラ撒く中田代表。…ハッ、もしやダジャレ!?(まさか)


1曲目は「群青」。会場全体が真っ赤なライトに染められて、
あのAXが椿屋四重奏のためだけに存在しているようでした。
私は後ろの1段上がったところにで観てたんだけど、
そこまでベースやドラムがびんびん伝わってきました。
昨年のジャパサで初めてAXに立ったときよりもずっと眩しかった。
あの日広かったステージが、まったく広さを感じさせない。
それだけ彼らは大きくなったんだ、カッコいいよ…
なんてお母さんのような感情を抱き思わず涙にむせびました。
「舌足らず」では太鼓侍・小寺がジャンプ!まだ2曲目ですぜ兄貴!!
新曲「熱病」のコーラスは上手いのか?ちょっと微妙です。
でも曲自体は好き。ドラムがスコーン、って抜けるところが。


中田「もうずっとあなた方に会いたくて…
   あっなーたにぃー あぁーいたっくぅってぇー♪(客も引く)」
小寺「聖子かよ!(ナイスフォロー)」
いいねー、今日は好調だねどんどんツッコんでいこうか小寺くん(笑)


「次はしっとりした曲を…『硝子球』」
と言って始めるのはいいがMCの間に調弦しとけよ代表(汗)
鮮やかなAXのライトもこのときはなぜか単調だったし残念です。


会場が暗転、スポットライトが点くとアコギを持った代表が。
「熱視線恒例、弾き語りコーナーでございます」
恒例ではなくむしろ初らしいですけど!(崇さん談)
「春夢去りて」は椿屋仙台時代の、桜をテーマにした曲。
アップテンポながら、彼女が死んでしまうという内容でした。


ややこの辺でダラダラしてしまった感がありますね。
弾き語りが終わったあともその雰囲気を引きずっていたようで。
でも今日の「小春日和」が美しかった!鳥肌が立ちました。


ここで嬉しいことに奏者紹介が復活ですよ!!
軽い演奏に合わせて進行するんだけどすんごいノリノリなの。
「あの男に、熱い視線を送ってやってくれ…
 オンザベース、永田貴樹!」
という紹介が入ってソロが入る、って流れでした。
「次はあの男に、冷たい視線を送ってやってくれ…」
「あついほうがいいな」
…素直な意見ですね小寺さん(笑)ドラムソロはよかったなぁ。
奏者紹介から「1,2,1234!」とカウントして入るは「螺旋階段」。
エコーかけてました。一瞬前方のお客さんが歌ってるのかと思った。
で、本編の最後は「紫陽花」で終了です。切ない曲だー。


拍手が鳴り止むはずがありません。
しかしなかなか出てこない奏者。さすが「狂おしいほどじれったい」。
ようやく登場、早速9月リリース予定のアルバムに収録される新曲
「プロローグ」を披露しました。前回の千葉演舞で私が「昭和」と
表現していたのはこの曲だったかと思いますが、このコーラスはいい!
最後のサビが特にハマってました。早く音源聴きたいな。
本当に今日のラスト、「風の何処へ」は感動。
カッコいいよあんたら、うん、本当にカッコいいよ!
今年こそ自信を持って「椿屋四重奏が好き」と言わせてくれよ。
「俺のやりたかったロックエンターテインメント」を見せてくれよ。
私は涙を拭き、すっきりした表情で会場を出ました。


様々なステージを経験して、一回り大きくなった椿屋がいました。
確実にAX後列までロックを届けられるバンドになってました。
中盤〜ラストの演奏がかなり良かっただけに、欲を言えば
最初からそれを出してくれよ!といった感じです。
まぁそれはこれからの課題って事で。がんばれ椿屋!


【セットリスト】
 群青/舌足らず/熱病/終列車/成れの果て/硝子球/春雨よ/
 ぬけがら(aco.)/春夢去りて(aco.)/十色の風(aco.)/
 波紋/導火線/小春日和/(奏者紹介)/螺旋階段/道づれ/
 空中分解/紫陽花
 プロローグ(ENC.)/かたはらに(ENC.)/風の何処へ(ENC.)