Hummming

フンフンフン

1年が過ぎた。

今日で丸1年になる。
私の愛するアーティスト、三木拓次が逝去してから。
私は思わず、公式サイトへメールを送った。


大好きな三木拓次様

こんばんは。
およそ1年ぶりくらいのメールです。ご無沙汰してます。

今日で、1年が経ちましたよ。
アナタに会えなくなって、もう1年が経つのです。
あっという間の1年でした。
暑い夏の日、式に参列できなかった私は学校の流し場で
一人泣きながら手を合わせていました。
汗も混じったせいか、やたらしょっぱい物が
口に入ってきた事を思い出します。
知らせを受けて以来、あの時初めて涙が流れたんですよ。
今思い出しても胸が詰まります。

やだやだ。
三木さんはジメジメしたのは嫌いですよね。(雨男のくせに…笑)
大切な日だからこそ、笑っていなくちゃ。
アナタの音楽を愛する人は、今も空の下にたくさんいます。
聴き続けている人が、そしてその音楽に救われている人が。
私も、その一人です。

今も時々『COSMOS』のアルペジオが耳の奥で聞こえます。
…あれ、横達ちゃんじゃないよね?たー坊だよね?(笑)
美しい音楽を、有難う。
私のココロに響く音楽を届けてくれて、有難う。
これからも、アナタの残してくれた愛すべき音楽を
両手いっぱいに抱えて暮らしていきます。
三木拓次と出逢えて、本当に良かった。幸せモンですよ、私は。

今日はいつも以上にメールが届いてるんじゃないかな。
頑張って全部読んでね。
きっと皆、胸を詰まらせながら書いてるんだから。
「このメール、オチがないなぁ」とか言わないでね(笑)

これからもそっちの世界で、たくさんの人にステキな音楽を
届けていってください。
ご活躍をココロよりお祈りしております。


膵臓がんにより若くして閉ざされた未来。
何でよりによって彼だったんだろう、今も考えてしまう。
でも彼がこの世界に存在したのは事実だ。
音楽が、それを教えてくれる。彼のいない今も。

今日も、雨が降った。
たー坊の奏でるアルペジオが聞こえた気がした。