ストライカーズ@千葉LOOK
ワイマイ解散ライブ以来のLOOKです。
日本中のどこよりも、私が一番匂いを知っているライブハウス。
天井は低いし、なんかもう全体的にボロいし、
開演時間は早いし、ライブが終わったらすぐ追い払われるし、
スタッフが本気で怖いし、いろいろアレなんだけど、それでも
たくさんの人たちと出会い、たくさんのライブを観てきた
思い出たっぷりのハコなので愛さずにはいられませぬ。
そんなハコに、いつもどおりチャリで参上。
今日はストライカーズがYUEYのレコ発に登場するのです。
大好きなハコで大好きなストライカーズ。こんな嬉しいことはないっす。
それにしてもLOOK前をチャリで通るこの感覚、ああ、最高。
1バンド目は千葉の若手バンド、或るミイ。
前々から、遡れば前身バンドから、気になってはいたのですよ。
インディーズ時代の、初期衝動ほとばしっていた頃の椿屋のような曲調。
演奏もね、弦楽隊(特にギター)がノリノリだし、ドラムが巧い。
だからこそ、ボーカルが実に惜しいなあ・・・
声がこもって通らなくて全然聞こえないんですもの。
それでいていっちょ前に機材倒したり暴れまくる。
格好もなぜかジャージ。リハスタか。
パフォーマンスは勿論大事。でも実力が伴わなければそれは無駄なのです。
外見から入っただけの、丘サーファーのように見えてしまうのです。
前奏とか間奏とかでかなり気持ちよくなれるんだけど、
歌が始まってガクーン、って。あああかなり勿体ない。
またライブ行きます、とはお世辞にも言えないけれど、
ギタリストがかなり熱い(プレイも、ステージでの姿勢も)ので
今年のミュージックショウでもう一度観てみたいと思います。
そして2番目は久々のSailorです。
- Loveless(Beautiful)
- Vanilla
- Hello, Mr.Loser
- ボーン
- 素晴らしい世界
やっと観れた、観れたがその時には既に滝口瞬はおらず。それだけが残念。
前に観たのはいつだったっけな。ワイマイとの夜長?その後観てないっけ??
いずれにせよもう1年2年は軽くご無沙汰だったわけだし、
その間にメンバーの入れ替わりがあったので期待もありつつ不安が。
ストライカーズ仲間には「四つ打ちの踊れるカッコいいバンドだよ」
と紹介してしまった手前、アップテンポのナンバーが聞けなかったことや
ガツンとくる部分が弱かったことはやや残念だったけれど、
(ストがそんなステージを見せようモンならマジ切れする私)
でもメンバーチェンジを経て今もなお安定した演奏と伸びのある声、
大好きな「Hello, Mr.Loser」も聴けて私としては満足です。
「ボーン」に入る前の坂口氏のMCで
「ロックをやっている以上、伝えたいこともまああるんですけど、
僕らが、一番伝えたいことを表現できているのがこの歌です」
という(ような内容の)一言、カッコよかったなあ。
終演後にサカタモ両氏にも挨拶して名前を覚えていただいたことだし、
(「Loser」を口ずさんでたのがバレてた)(そして「おちけんさーん!」連呼)
次に観るのは数年後じゃなくて近いうちがいいなあ、と思っております。
そして待ちに待ったストライカーズ!
- Kung-fu Cider
- ヒバリ
- gift
- レボリューション
- ソルジャー
- THE WORLD
この人数でこのステージ、決してゆとりがあるとは思えないのに
何となくスカスカな感じがするのはなぜなのだろう・・・
The Strikers時代に1度(行ってないからうろ覚え)、
ストライカーズ名義では初の千葉LOOKなので不安だったのでしょうか、
いつになく最前列のお客さんに目ですがってくる星野概念!(苦笑)
あの人普段はほぼ目が合わないのに今日はガン見だった気がする・・・
(「THE WORLD」のサビでは指までさされてたらしい←気付いてない私)
いいんですけど、音は外したりしなかったからいいんですけど!
むしろギター陣!君らだよ音を気にしてほしいのは!!
うーん、それぞれ別ラインを弾くときは気にならないんだけど
「ヒバリ」とか同じリフが気になるのは、たぶんずれてるんだよなー。
ギター大好き、しかもツインギター大好きな私としては
これがどうしても気になる!納得いかない!!のです。
最近ギターが残念なことが多い気がする。今日は特に表情が硬かったし。
移動(渋滞に捕まって一般道3時間半!)の疲れが出たのかな?
でも、言ってしまえばお客さんにはそんなの関係ないですからねえ。
それでも、LOOK友達のわこちゃんが(来ていてビックリした!)
「すごく楽しかった!またLOOKに来てほしい!!」
と言ってくれたのを聞いて心底嬉しかったですよ。ぜひぜひ!
スト目当てで都内(や大阪!おけいさんよく来た!!)から来た人以外にも
千葉のお客さんが小さく振り付けを真似したり手を叩いていたので
一応は成功だったのかな、と思います。お疲れさまでしたー。
トリはYUEY、リリースおめでとう。
YUEYを観るのは本当に2年半ぶりくらい。ethosの夜長以来です。
比嘉氏のMCは「くるりに似ているYUEYです」と相変わらずシニカル。
「あ、ethosのファンだ」と呼ばれたことを思い出しました(笑)
メガネビジョンの活動休止に「悔しい」と言って涙を流したり、
できたての新曲披露で「失敗したら笑ってください」と言ったり、
「アンコールはありません、予定調和は大嫌いなんです」と断言したり、
やりたい放題で危なっかしいけれども嘘偽りのない姿には
(僭越ながら)頼もしいというか、カッコいいバンドになったなあ、と。
わこちゃんの他にもユーシやストドラ宇塚氏が来ていたりして、
まさにLOOKに帰ってきたんだな、という感じ。嬉しかったです。
次にストが呼ばれたときにはもっともっとカッコいい、
千葉っ子たちに自慢できるステージを見せておくれ。
現状に甘んじない、常に上を目指す彼らならきっとできる!と
まったく不安を感じることなく、次に期待をかけてLOOKを後にしました。