Hummming

フンフンフン

言葉は毒か

やばい。超やる気出ないっす。おくさまです。


昨日、会社の先輩と飲みに行きました。
マシンガントークでもないし芸人でもないけど、聞いていてすごく楽しい。
あまりに気分よく飲んでしまったので、勢い余って
相談に乗ってもらったり、いい映画を教えてもらったりしました。
いやはやそれにしても、
できる男が妻帯者になるのか、妻帯者はできる男になるのか。
世の男性におけるタマヒヨ論争を再認識。
まったく、できた人だわ。
あんまりほめると調子に乗りますね。
前言をすべて撤回させていただきます(いやいや冗談ですがな)


閑話休題
「かわいーーーーー。すごい似合う」
コミュニケーション上手と言われている先輩がいます。
彼女は相手の思いを事細かに汲むことが上手なのだなあ、と今、気付きました。
相手が言われたがっている言葉をよく読んでいらっしゃる。
上手いっつーか、偉いっつーか。
だって私言えないもん。あんな心にもないこと。


一方、曽我部恵一いわく。

お客さんとは「勝負」だと思っている。
全員が諸手を挙げて絶賛するステージを行うことは無理かもしれない。
でも、みんなの心になにかを残したいと願っている。
だれかが「物足りない」と感じた気持ちをもういちど胸に、ゼロからやってみたいと思った。


SOKABE'S DIARY 2009.02.16より

以前、とあるライブにどうしても納得いかず「物足りない」と伝えたら
「まあ(ライブの)感じ方は人それぞれだから、仕方ないよね」
と流されてすごく哀しくなったことを思い出しました。
いや、まああの場合は私が納得いかないたびにぶーぶー文句言っていたので
返事をするにもうんざりしてしまっていたのだろうと思うけれど。
だってさ、楽しくなかったのに「楽しかった」なんて
口が裂けても言いたくないじゃん。
(勿論、本当に口が裂けるのなら我慢して言うけど)
そんな実にもならないウソついたって仕方ないし、
あなたのもっといい所を観たいと思うから本当のことを言うじゃん。
それでもって「仕方ない」って言われたらさあ。
やっぱり、もっと良いライブがしたい、もっと上に行きたい、
そう思っている人は「楽しかったです」に気を良くするだけじゃなくて
「物足りない」をもスルーせずに糧にするんじゃないか、って思いました。
なんてね、すみません。
あんまり文句は言わないようにします。


とにかく、大人げないことに、私は心にもないことが言えないのです。
無理して言っても自分への毒、言わなかったら他人への毒。
本音は本音で、口から出たらすべてに毒。
むつかしいのう。


今日、「そうなのか」と思った一言。

人は本来、自分ではない誰かのために力を使う方が、結果を出せるものなのに。


「隣人のため」という働き方の薦め|日経ビジネスオンライン より

ああ、そうなのか。そうかもね。
誰かへのプレゼントならものっすごく慎重にマグカップを選ぶし、
友達が遊びに来てたらちゃんとご飯を作るし。(それはちょっと違うのかな)
とにかくいい考えだなあ、と思いました。
でもやりすぎに注意。自分の気持ちを出せなくなってしまうからね。
自分はどう思うのか、本当にそれは自分がしたいことなのか。
それが分からなくなりがちな人、特に流されやすい人や
優柔不断な人、受け身がちな人は十分お気を付けくださいませ。
私みたいになっちゃうよ。
(意味深なシメ)