Hummming

フンフンフン

大学祭特別興行

千葉大学に帰ってきました。
落研の大学祭特別興行が観たくて。
本当はネタおろしで高座に上がりたいと思っていたのだけれど、
ここ数週間の激務により、ネタおろしどころか持ちネタの練習すらできず。
なんて言っていたら、社会人1年生の後輩はネタおろしで「百川」だって。
やっぱ、できるかできないかじゃなくて、するかしないか、だなー。悔しい。


興行自体はすごくよかった。
キングオブコメディのコントみたいな芸風の1年生がいて、面白かった。
「○○さんに笑顔が少なくて楽しくなさそうって言われたんです」って悩んでいたけれど、
いや、意図的に真顔を作ってるのは分かったし、その方が面白いと思います。
○○さんはベッタベタの古典好きだから、現代的な笑いのセンスとは違うのだよ。
まあ、君のセンスは間違っていないから気にするな。
しいて言うなら、練習を人に見せたほうがいいよ。まだボケやツッコミが甘い。
トリの3年生は、人情噺「芝浜」を熱演。
こいつ、一見寡黙な雰囲気をまき散らしてるくせに面白いんだよな。ズルすぎ。
そもそも「芝浜」って噺自体が名作なんだけど、加えて彼が巧かった。
要所要所で笑わせて、最後は迫真の演技で涙を誘う。
私先輩なのに、ストーリー知ってるのに、泣いちゃったよ。
1年生が感動のあまり泣いているのを見てまたもらい泣きしてしまったし。
後輩が泣くくらいいい噺をして引退するなんて、最後までズルいやつめ。

あとは、私の後継として七代目浮世亭恋妓を襲名したいという子のジャッジも。
笑いに関しては、正直まだまだだと思っています。
フラが活きてて面白いんだけど、きっと先輩の考えたボケだと思うんだな。
自分で「こうした方が面白い」ってコツを掴めるといいんだけど。
でも、がんばるって言うから、思いきって彼女に名前を託しました。
一番を目指して、噺も下座もがんばってね。


寂しいけれど、みんなにバイバイして帰京。
OBなのに大したこともできずごめんね。また遊びに行きます。
写真は、宣伝用の立て看板。