Hummming

フンフンフン

まつきあゆむ@Shibuya O-nestレポ

久しぶりにVoxを更新しました。
だから、そのお祝いっていうことで、あっちの文章を転用します。
(そういうごまかし方をするか)


今日は、ライブに行ってきました。まつきあゆむの。
彼は自らを「自宅録音家」と名乗るインディーズのソロミュージシャンで、
毎週月曜日にMySpaceで新曲を発表するという
ちょっとトチ狂った(言葉が悪いけど本当そうだって!)活動を続けている。
見た目は全然かっこよくない。もさい。ネルシャツ。
でもギターがものっすごく巧くて、しびれる。
で、すんごく野心家。
で、すんごく気持ち悪いアレンジとかしてくる。


噂はかねがね聞いていたけれど、去年の2月に初めて観て衝撃を受けました。
ラクタでいっぱいのおもちゃ箱のように、音が次々とあふれ出してくる。
わくわくするんですよ。観ていて、聴いていて。


都合がつかず、ワンマンとかずーっと観に行けていなくて、
5ヶ月6ヶ月ぶりくらいに観たのが今日だったのだけれど、
彼の気持ち悪いアレンジは健在でした。
ゾクゾクした。
グーを挙げるライブとか、ジャンプするライブとか、あるじゃない?
そういう要素は「まったく」と言っていいほどないのだけれど、
お腹の底からゾクゾクするのです。
そうくるか!っていう、CDとは違ったアレンジ。
絶妙に重なり合うコーラス。
リズムともメロディーとも違う、でも激ハマリなギターソロ。
ニヤニヤしちゃうよね、まったく。

「今日はフリーライブだから、チケット代で物販に寄ってください。
 でもボク、音楽で得たお金はちゃんと音楽で返すから。
 ガムとか食べたくても買いません!我慢します!(笑)」

本当にそういうことをしかねないのが、まつきあゆむ
彼の音楽に対する野心や意気込みはあながちジョークでもなかったりするから恐ろしい。
いくら好きなミュージシャンでも、掲げる目標や野望を信じられないことは多いです。
でも、まつきあゆむの言葉は、信じてもいいような気がします。
信じる価値がある言葉だと思っています。


もっとこの人の音楽を耳にする人が増えればいいと思う。
好きになってくれなくてもいい。
まずは聴いてほしい、と、切に思います。


11/29@渋谷O-nestのセットリストはこちら↓

  1. 夕暮れの現代音楽
  2. CDRキャンプファイヤ
  3. (新曲)
  4. 煙草を吸うガール
  5. デストルドー
  6. ももこ
  7. ロックとロール
  8. 初期衝動
  9. 宅録