Hummming

フンフンフン

絶望

「アンタは自分が思ってる以上にがんばってるよ」
涙がこぼれた。抑えきれなかった。
裏を分かっていてのあの態度か。
改善しようとは思っていないのか。
むしろ無抵抗な者にあたるのか。
あの見下した態度に腹が立ち、哀しくなった。
いや、素直に腹が立った。
もう諦めたつもりでいたけれど
まだどこかで期待を寄せていたのだろう。
昔の空気に。昔の彼女に。
…もういいや。文字にするのも嫌になる。


塾を辞めたくて泣いたのなんか初めてだ。