Hummming

フンフンフン

新旧饂飩展

渋谷LE DECOの6階でバンタンの現役・卒業生合同展。
研修バイトに向かう前に、みつるさんの作品を観に行く。
前々からネット上での交流だけでニアミス続きだったので。
写真が多いけれど、ライブペインティングもやってた。
でも正直な感想を言えば、没個性だな、と思った。
同じような写真とか、何も想像が膨らまない写真とか。
ほとんどの作品に「つまらないな」と思ってしまった。


こう言うとえこひいきしているようだけど、
みつるさんの作品は違った。本当に、全然違った。
彼女の作品は『春』という名の写真絵本のようなもので
春に出会った片思いの回想と心情が、淡々と綴られていた。
写真も、レイアウトも、言葉も、文字も、すべてが
彼女の想いを映し出すのに最も適していた。
私も口にしたことがある、あるいは口にしたかった言葉。
同じような境遇、同じような行動、同じような気持ち。
言葉にならない部分は写真がうまくフォローしてる。
すごくリアルで、すごく迫るものがあって、
まるで自分のことが書かれているようで。
この本が市販されていたら買うね。ずっと大切にする。
それぐらい素晴らしかった。


こっそり帰ろうとしたらみつるさんに見つかって、
ポラロイドで写真を撮ってもらった。照れくさかった。
少し会話もした。サバサバしつつもチャーミングだった。
「チャーミング」この言葉が似合うお姉さんだった。
また会いましょう、みつるさん。