Hummming

フンフンフン

先生のキモチ

おくさまです。今日は期せずしてオフ日でございます。
っつっても夜はバイトなのだけれど。入試前、最後の授業。
うひゃあ、緊張する。「大丈夫だろう」と思っていた推薦入試に
予想以上の数の受験者が殺到し、結局その子は落ちてしまったのですよ。
一般入試にも推薦で落ちた受験生が押しかけるだろう、と不安な本人。
「努力した人はそれ相応の結果が返ってくるモンだよ。びびるなって!」
とか何とか言って励ましてるけど、正直あんまり実感が湧きません。

受験生は大事。行きたい学校に行ってほしいし、サポートは精一杯する。
でも今年はいまひとつ身が入らない、というのが素直な感想。
一人はなかなか志望校が定まらず、第二に受かったらそこに決めちゃった。
一人は最初の入試が志望校推薦で早速合格しちゃってあっけなく終わり。
一人は多忙な子で、あんまり詰め込むとすぐに体調を崩しちゃう。
そして今日授業やる子は、すんごく頑張ってるんだけど…

受験生だけに渡す、ウチの塾の特製バンダナていうのがあるんですけど、
これに先生方から応援メッセージを寄せ書きしてもらおうよ!と渡したら
「え?要らないよ。昨日も貰ったけど捨てたし。バカみたいじゃん」

すごく、すごくすごく、ショックでした。
その子は塾内に仲の悪い子がいたから相手と同じことをするのが嫌だとか
照れくさいだとか色々あったんだと思います。そーいうお年頃だもの。
でも、何を書いてあげよう?試験会場へ持ってってくれるかな?なんて
迷っていた自分を全否定されたみたいですごーく、ショックでした。
それだけの事なんだけど、それ以来彼女との間にガラス壁ができた気分。

きっと私が自己満足に浸っていただけなんですよ。熱血教師!みたいな。
だけどそうやって自分を上げていくことで自分も受験生の気分になって、
親身に、熱心にやってこれた気がします。去年までは。
まぁ私が悪いんですけどね。改善しなきゃいけないんですけど。
なんかちょっと感覚違うよなぁ…って思ってしまうんですよねー。

複雑な心境はココロの奥底にしまっておいて、今日は行ってきます。
「合格祈願」、なんて今言うのは偽善でしょうか?偽りでしょうか??