Hummming

フンフンフン

香取色の昼、ウイスキー色の夜

堀越涼と堀川炎の二人芝居「接触」を観てきました。
「これは絶対に観てほしい!」とホリコシが言うもんだから
じゃあ行ってやんよ、と。観てやんよ、と。
そう思いながら開演ギリギリに駆け込みました。(お決まり)
もうギリギリだから席がないわけ。もともと席数も少ないし。
というわけで最前列に陣取ってみました。嫌がらせの気はないです。


時代劇と現代劇を中心に、
2〜3本のストーリーが代わる代わる進行する。
切り換えが上手い。観客を混乱させないところがすごい。
たぶん彼らの演じ分けや空気の作り方が下手だったら
この場で観客を混乱に陥れるのはとても容易だと思うもの。
さらにすごいのは、二人芝居だけじゃなくて
合間には一人芝居や落語までも挟んでくること。
しかも作家や演出家がそれぞれ違うから
演じ分けるのも難しいし、それを一本に繋げたのもすごい。


でまあそもそも役者としてのクオリティも高いし。
そうそう、ホリコシいつの間にこんなにいい役者になった?と。
前からあんたは怪優だと思っていたけれど、
まさかここまで巧くなっていたとは。
冒頭の「何を笑っておられる?」だっけ、そんな台詞。
その表情だけでも、おおおおお!リアル!って。
台詞と顔と感情がきれいに合致していて、
何というか、面食らったよね。
いやあ、圧巻でした。脱帽。


まあ、欲を言うなら落語の部分には
江戸っ子らしさが足りなかったり(八五郎がソフトすぎる)
手元まで所作を気にしてほしかったり(八五郎が行儀良すぎる)
したけれども、それは役者には求めすぎかと思うのでよし。
テンポとか間が最高に良かったので余裕で及第点でしょ。


というところをアンケートに書いて帰ってきました。
ごめんねいっつも素直にほめられなくて。てへ。


終演後に声を掛けられて、誰?とよくよく見たら
幼馴染のイナバでした。何年ぶり?高校卒業以来??
地元トークに花が咲き、せっかく挨拶に来てくれたホリコシ
うっとうしく感じられてしまうほど盛り上がりました(笑)
これから小見川に帰省するというイナバを捕まえて
ドトールで近況報告。
ごめんイナバ、ラーメン屋がいまだに見つからない!(笑)
これをきっかけにまた遊びたいなあ。寄席行こうねー。


夜はお仕事の縁で知り合った学生写真家とサシ飲み。
ウイスキーってアルコール度数かなり高いのね!
1杯目のロックでひよって甘めのカクテルに逃げたら
カクテルのほうが俄然強かったという罠!
そして「これ強くないですか」と写真家氏とトレードしたら
相手の飲んでたストレートのほうがさらに強かった!
もう消毒でしたもの。口に含んだ瞬間から気化してる。
瞬時に酔ってしまって訳の分からない話をしまくりました(笑)
理系の発想は文系脳の私には頭の体操的な感じで面白かったです。
貴重な話をありがとー。