Hummming

フンフンフン

今年もM-1が終わりましたね

昼間、まだ兄貴宅にいた私の元へ母から電話が。
「今夜M-1あるけどビデオに録っとく?」
「見たいけどビデオを見る暇なさそうだからいい」
昔は1週間前から深夜の5分特番まで録ってたのになー、私。


決勝予選は夕食の時間と重なっていたため見たり見なかったり。
+父勝幸がマグロ漁船番組(?)を見たがってチャンネル変えたり。
ライセンスが敗者復活で勝ち上がってきたのには相当驚いた!!
シャンハ、ガレッジ、アップダウンとユニット組んでた頃が懐かしい。
しかも司会アシスタントは当時番組で一緒だった眞鍋かをりだし。
かれこれ5〜6年前になるだろか。ライ大好きだったなー。井本さん。
思い返せばライセンス単独@本多劇場が下北沢デビューだった・・・
漫才師に対して「コント師」と謳われたライセンスがM-1決勝とは!
とんとご無沙汰なので彼らのネタを全国放送で見たかったけれど
マグロ漁船にチャンネルを奪われている間に終わってしまった。(泣)
プラン9は「5人のわりには」面白かった。でも漫才の頂点ではないな。


最終決戦はチャンネルを奪い返し麒麟、フット、チュート、全部観た。
言うまでもなくチュートリアルが一番面白かったなあ。
徳井氏がネタの中で半狂乱になって笑い出したとき優勝を確信した。
普通ネタ中に笑うのってタブーだけど、全然タブーじゃなかったもん。
一線を超えたというか、文句なしに客が笑ってるから認められる行為。
上手く言えないけど、ツッコミも福田氏じゃないとできないと思う。
得てして漫才ってそーいうもので、二人揃って初めて一つなのだ。
一つ欲を言えば、オチがあまりきれいじゃなかったのが残念。
そこでオチじゃなくてもいいだろ、ってくらい中途半端な位置だった。


フット(歴代王者も出ていいんだ!)はスタイルを変えてきた。
私が知っている限り(まぁ最近はよく知らないのだけれど)
後藤氏があんなに取り乱して叫んでるネタ見たことなかったし。
うろ覚えだけど変なツッコミを入れてたんじゃなかったっけ。
トータルテンボスも変なツッコミを入れてたけど、あれダメね。
海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)の上田氏が確立した(と思う)
あのインパクトあるツッコミは単に変な言い方をすればいいのではない。
あまりにも変化球すぎるとそっちの違和感が気になってボケを殺す。
ちゃんとツッコミとして成立していて尚且つ意表を突く一言でないと。
その点でおぎやはぎ矢作氏の(二重三重にボケまくる小木氏に対して)
「・・・俺お前に言いたいことたくさんある」
というため息交じりのツッコミは秀逸だったと記憶している。
何だかんだ言ったところで結論としては、全然面白くなかった。


あと何だ、麒麟か。
トップバッターだったけど観終わって即「また優勝逃したな」と思った。
何かもう全然。相方いじりから離れられない限りいつまでも優勝は無理。
昨年あたりに感じた「薄味」どころの騒ぎじゃなかった。


言われてみれば確かにクオリティは落ちたのかな、と思う。
チュートのネタで確かに笑ったのだけれど、爆笑とまではいかない。
(今をときめく)陣内智則のネタではお腹が痛くなるほど笑った。
そこまでの爆発力があるネタは今や本当に数少ないんじゃないかな。
「お笑いブームは安定期に入った」と言われているけれど
ネタまで安定されたんじゃあ困る。常に衝撃的であってほしい。
ハングリー精神が足りない。


優勝と発表された瞬間の徳井氏の泣き出しそうな顔には感動した。